将来超有望だとされてた私は今ではジョブガチャでミスって異世界に飛ばされたあげくに悪役令嬢をやっています。

「これって職業って言いませんよね!?」

「このガチャから出たんだし言うのよ、きっと」

「ちなみにこの制度が出来てからこんな愉快なものを引いたのはそなたが初めてじゃ」

「一万年くらい歴史あるのに!?」

ここは魔女の国、マーヴェリック。紫のロベリアが国花として愛され、親しまれている。
一見ただの平和な国にしか見えないマ-ヴェリックには少し変わった風習があった。

それは『職業選定の儀』。
……若い魔女達からは『リセマラ不可の(結果によっては)即死ガチャ』と呼ばれているが。

まったく、はじめに考えた奴を顔面が変形するまで殴りたい。
そしてその変形した顔を指さして吠えてやるのだ。

「この将来有望、才色兼備、千年に一度の逸材であるこの私に悪役令嬢なんてジョブを振り分けるとか何考えてんだごらあああああ!!」

__これは見事にハズレクジを引かされた天才魔女、リティシアが乙女ゲームの悪役令嬢として活躍(?)する物語である。


世界の命運は彼女の手に委ねられた。……のかもしれない。
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