ソード・ソーブ
人は掌に小さな種を持って生まれてくる。その見た目は本人の成長とともに、本人の性格や信念に沿った武器『器』へと変化していく。
しかし炎の村で生まれ育った15歳の少年アルは、どういうわけか種を持たずに生まれ、そのことから孤独な日々を送っていた。
そんなある日、とある出来事をきっかけにして、アルは村を追い出されてしまう。
旅の途中で出会う仲間、そして真実から、アルが導きだした答えとはーーー。
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