『ジンセイソウ』
頭に花が咲く世界。
その花は“才能”の象徴だった。
けれど少女の頭には、いつまで経っても花が咲かなかった。
「出来損ない」
そう呼ばれ続けながらも、彼女は踊ることだけはやめなかった。
誰にも認められなくても、笑われても。
バレエだけが、自分を忘れられる場所だったから。
そして迎えた、十八歳の発表会。
少女が舞台で舞い始めた時――止まっていた蕾が、静かに花開く。
“自分だけの花”を見つける、優しく温かな感動ファンタジー。
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