4度目の転生勇者は静かに暮らしたい ~もう魔王討伐は新入り(勇者)に任せたので、俺は美少女たちと諸国漫遊グルメ旅に出ます~
ラノベとアニメを愛し、料理が趣味のごく平凡な高校生、相川悠人。
彼には、誰にも(特にクラスメイトには)言えない、とんでもない秘密があった。
それは、異世界に「勇者」として召喚され、死闘の末に魔王を討伐しては、問答無用で強制送還されるという、超絶ブラックな理不尽ループを、すでに【3回】もコンプリートしていることだ!
(もう、うんざりだよ!!)
スキルもレベルもとっくにカンスト。
『元・勇者』だの『元・大賢者』だの、最強ジョブは3周分フルマスター済み。
そんな彼が、きっかり1000年周期で4度目の異世界に降り立った。
もはや悟りの境地で、彼は決意する。
「面倒事は、もう絶対にごめんだ」
幸い、今回はピカピカの「勇者」や「聖女」といった花形の転生者たちがいるらしい。
よし、世界の命運を懸けたクソ面倒な任務は、彼らに全部丸投げだ!
3度も捧げた青春だ、4度目くらいは念願の「スローライフ」を楽しんでも許されるはず!
駄女神も「ま、いっか」と許可(?)をくれたし、連絡用のスマホもゲット!
こうして最強の力を完璧に隠し、駆け出し冒険者「ユート」として第二の人生をスタートさせた彼。 だがしかし。
「う、うまい!こんな美味いもん、生まれて初めて食べたぜ!」
旅の準備がてら助けた、快活な腹ペコ盗賊美少女クロエに、カンスト済みの『料理』スキルで作った「和風ステーキ丼」を振る舞ったが最後。
「ユート、ユート!」と犬のように懐かれ、彼の平穏な計画は初日から崩壊の兆しを見せる。
(あれ?俺、一人旅の予定だったんだけど……)
さらに、持ち前のお人好しが災いし、奴隷商人に虐げられていた訳アリ獣人姉妹、ララ(虎)とミミ(兎)まで保護するハメに。
なし崩し的に始まった美少女たちとの共同生活。
「彼女たちの未来に光が差すまで」、最強の師匠として鍛え、守り抜こう、と。
だが、そんな彼を世界が放っておくはずもなかった。
街を襲う四天王!苦戦する勇者パーティー!ヒロインたちの故郷に迫る陰謀!
「面倒くさい。けど、俺の仲間に手出しはさせない」
これは、頑張るのをやめたはずの最強勇者が、結局その優しさ故に美少女たちに囲まれ、美味しい料理を振る舞いながら、世界の運命を(バレないように)裏から操ってしまう物語である!
(俺の静かなスローライフは、一体どこに!?)
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