一族が揃ったら婚約者の不貞が発覚して新年早々、宴が家族会議になりました。

 ティティアは新年の宴に参加するために、公爵邸を訪れていた。
 宴会場へ向かう途中、従兄妹たちを見つけるが、ティティアは声を掛けることが出来なかった。

 何故なら、恋人同士の距離感で向き合っている二人のうちの一方は、ティティアの婚約者であるパーゼスだったからだ。

 ティティアはこれから新年の宴ということもあり、後で両親に相談しようとその場を去ろうとしたが、そこへとある人物がやって来て、事態は一族を巻き込んだ家族会議へと発展!

「う、宴は・・・・・・?」

 楽しい宴が家族会議に潰され、愕然とするティティアの肩を従兄のレノルドがポンと叩く。

「諦めろ」
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