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第21話
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ズドラ視点
俺はロゼスがいる屋敷へ向かい、今後について話そうとしていた。
聖女を貶めたと俺の評判は悪く、婚約者ロゼスはシルフを消すことに躍起になっている。
椅子に座り、テーブル越しにロゼスと向かい合って……俺は話す。
「ロゼス様、聖女になったシルフを消す行為はかなり危険です」
「そうですね。それでも私はシルフを消す必要があります」
「ぐっっ……相手は聖女です。そこまでの理由があるのですか!?」
俺がシルフに婚約者に戻りたいと提案したのは、ロゼスが明らかにおかしくなっているからだ。
このままだと……失敗した場合、俺とロゼスは最悪処刑される。
最悪の事態を考えて、俺はそこまでシルフを敵視している理由を尋ねた。
そして――ロゼスの発言に、俺は驚くこととなる。
「私は毒に関する魔法を強化するスキルを持っています……これを知っているのは私直属の魔法使い、そして今聞いたズドラ様だけです」
「なっっ……!?」
ロゼスが、毒に関する魔法を強化するスキルを持っている。
それは初耳で……ロゼスの話は続く。
「これから私の毒による暗躍で、この国を支配しようと考えていたのに……聖女シルフの力は、私のスキルの天敵です!」
スキルは強力なものが多く、ロゼスは毒の力で国を支配しようと目論んでいた。
それには聖女となったシルフが邪魔で……ロゼスとしては、全力で消したいようだ。
俺はロゼスがいる屋敷へ向かい、今後について話そうとしていた。
聖女を貶めたと俺の評判は悪く、婚約者ロゼスはシルフを消すことに躍起になっている。
椅子に座り、テーブル越しにロゼスと向かい合って……俺は話す。
「ロゼス様、聖女になったシルフを消す行為はかなり危険です」
「そうですね。それでも私はシルフを消す必要があります」
「ぐっっ……相手は聖女です。そこまでの理由があるのですか!?」
俺がシルフに婚約者に戻りたいと提案したのは、ロゼスが明らかにおかしくなっているからだ。
このままだと……失敗した場合、俺とロゼスは最悪処刑される。
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そして――ロゼスの発言に、俺は驚くこととなる。
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