【完】氷の皇太子の仮面の下は、没落婚約者への狂愛で満ちている
罠に嵌められ没落した令嬢アネットは、幼馴染でもあるアスラント帝国の皇太子ローレンツによって後宮へ婚約者として迎え入れられる。しかし、ローレンツは彼女に対し「夜会には出席しなくていい」「お前はただの温情の『飾り』に過ぎない」と言い放ち、冷酷に突き放す。
周囲からも蔑まれ、自分が国の足手まといであり、彼の重荷であると確信したアネットは、自立して後宮を去るための資金を稼ぐため、密かに「刺繍の内職」を始める。
それがローレンツにバレてしまい、激昂されるも、アネットは毅然として言い返す。
「これ以上、殿下にご迷惑はおかけしたくありません」
すれ違っていく二人の心が、一つに合わさる日は来るのか。
王宮から姿を消したアネットに対して、ローレンツは──。
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