【完結(続編)ほかに相手がいるのに】

もえこ

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~就寝~

淫乱

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「あっ… や、め…   ん… んんっ… 」

拓海は有無を言わさぬ早さで、私の衣類を全てはぎ取り…
遠慮もない態度で、私の肌に触れてきた…

「拓海… やめ、て… もう…私…  あっ… ああっ…」

身体をよじりながら、抵抗するかのように拓海の髪に、触れる…
何度も触ったことのある、柔らかな髪…

「… ん、…うるさい… 知らねえ …もうなんも、聞かない… 聞こえねえ… んっ…」

「は、あっ… 嫌ぁ…  んっ… 」

拓海はいつになく、私の胸を執拗に愛撫し…何度も、その先端を口に含んでは舌で細やかに刺激してくる…。

「んっ… んっ… 」ああ…

「… おまえ… 俺と別れるとか言ってるけど、いいの… ?ここ…こんなに感じちゃってるくせに…」

「はぁっ…はあ… や、… ぁ… あ… 」

「はあ、… おまえさ… いい加減にしろよ… 嫌だとかやめろとか、言いながら…もう… ここはさ…」

「あっ…駄目… やだ… 」

拓海の指が…すぐさま、下半身に伸びてくる…。

私の… 既に脱がされている、裸の…恥ずかしい場所…

そこに、拓海の指先が触れた瞬間、身体がびくんと反応してしまう…。

「…はは…ほらやっぱ滅茶苦茶…濡れてんじゃん…やらしいな、葉月…曲がりなりにも別れたいって告げた相手に…俺に…こんな風にされて、こんなんなるってさ…ほんと…おまえって、淫乱ちゃんかよ…」

「… … … 」

私の身体の反応を楽しみながら…卑猥な言葉で嬲ってくる拓海に、憤りを覚える…。


淫乱ちゃん…

淫乱、などと…人生で初めて…人に…
拓海に初めて、言われた気がする…。

私はしばらく、固まる…。
たとえ、拓海の言う通りだとしても…やはり…言われていい気持ちのする言葉ではない…。


拓海は私の態度に構わず、言葉を続ける。










 
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