どうせ私を好きになる

 
 片田舎の男爵家から貴族学校に入学したクレア・ブランス。 低爵位で能力も低い彼女だが、何故か皆が憧れる侯爵令息に気に入られてしまう。
 それを妬んだ令嬢達は、ある日古びた倉庫にクレアを閉じ込めた。

「一晩そこで自分を見つめ直すといいわ」

 途方にくれていると、偶然にもクレアと同じ境遇で閉じ込められたマウロという令息と出会う。
 実は彼も自分も、皆の憧れる令息令嬢を好きなわけではない。 そこで彼が提案したのは、

「僕らが恋人になればいいんだよっ!」

 というもの。

 乗り気でなかったクレアだが、そうも言っていられない状況となる。

 妬まれ、理不尽に痛めつけられる状況から脱却する為二人は偽装の恋人同士となるが、事態は思わぬ展開を迎える。


「「何しろぼくらは、―――相性抜群だからねっ!ですからねっ!」」
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