紅茶とピーナッツ
私、戸倉祥子は、義理姉である戸倉美登里の家に来ていた。実の所、私は、この美登里姉さんの事があまり好きではなかった。いや、どちらかと言うと嫌いな部類に属する人物だ。性格が合わないのもあったが一番の理由は、大好きなお兄様をこの女性に取られてしまったからだ。とはいえ、建前上は、義理堅く優しい義理の妹を演じている。だって、いくら嫌いだと言っても、気力をすり減らす様なギスギスした関係だけは、まっぴら御免だったからだ。それに憎いと言うほどの美登里姉さんに対しての憎悪があるわけでもなかった。ただ単に嫌いな人であったのだ。
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