10 swords
君にしかできないことがある。そんな声が滝壺から聞こえた気がして、少年は十二月終わりの冷水に飛び込んだ。
気がつくと全長二mと少し、右目蓋には決して消えない傷跡。隆々とした肉体に、そして傍らには十本の剣。
一つを鞘から引き抜けば、弱々しい掠れ声でどこからか『私は失敗した。…………剣を手放すな』という声と、確かに真っ二つになって息絶えようとしている水面に映る自分の姿が直接脳内に浮かんできた。
どんな理由でこの世界に誘われたのか、十本の剣が何を意味するかも分からないまま、太刀未来(一浪中十九歳)は今までの全てを捨て置き未来を切り開いていく。
なろうでも連載中です。初めてなので至らない点もあると思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。
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