駆け落ちした愚兄の来訪~厚顔無恥のクズを叩き潰します~
五年前、結婚式当日に侍女と駆け落ちしたお兄様のせいで我が家は醜聞付きの貧乏伯爵家へと落ちぶれた。
他家へ嫁入り予定だった妹のジュリエッタは突然、跡継ぎに任命され婿候補とのお見合いや厳しい領主教育を受ける日々を送る事になった。
そしてお父様の死という悲しい出来事を乗り越えて、ジュリエッタは伯爵家を立て直した。
全ては此処からという時に、とうの昔に縁を切った筈の愚兄が何事もなかったかのように突然帰って来た。それも三歳になる甥を引き連れて……
本編23話 + 番外編2話完結済み。
毎日1話ずつ更新します。
他家へ嫁入り予定だった妹のジュリエッタは突然、跡継ぎに任命され婿候補とのお見合いや厳しい領主教育を受ける日々を送る事になった。
そしてお父様の死という悲しい出来事を乗り越えて、ジュリエッタは伯爵家を立て直した。
全ては此処からという時に、とうの昔に縁を切った筈の愚兄が何事もなかったかのように突然帰って来た。それも三歳になる甥を引き連れて……
本編23話 + 番外編2話完結済み。
毎日1話ずつ更新します。
あなたにおすすめの小説
【短編】もう、どうでもよくなったので
伯爵令嬢のレイチェルは婚約者のレオルドと長年不仲だった。
理由は簡単で彼が生徒会長であるアリアナ王女に対し日も夜もなく焦がれ続けているからだ。
将来彼女の護衛騎士を目指す彼は、レイチェルと二人でいる時も王女に夢中だった。それは恋では無いらしいが、だからといって許容できるわけではない。
婚約者である自分のことも大切にして欲しい、そうレイチェルはレオルドに訴え続けたが彼が頷くことは無かった。だからこそ不仲だったのだ。
けれど最近のレイチェルは機嫌がよく、レオルドと喧嘩することも無い。
レオルドもそんな婚約者に満足げだった。
だから口にした「いつもこうならお前と結婚しても上手くやれそうだ」
レイチェルはにこやかに答えた「そんな未来はございませんわ」
婚約解消の代償。どうしてもう少し早く言ってくれなかったのですか?
シオン・グランドル公爵令嬢はこの国の王太子の婚約者であり、未来の王妃である。
事件は定期的に行われる婚約者同士のお茶会で発生した。
それは、王太子から婚約の解消の申し出だった。
「すまない。君に落ち度はない。充分なお詫びをする」
「・・・どうしてもう少し早く言ってくださらなかったのですか?」
えっ?
こうして国を騒がせる騒動と発展する。
『婚約破棄ですか? 承知しました。では、借金の保証も打ち切りますね』 〜「感情がない」と捨てられた私、実は若き公爵様に溺愛されています〜
「君には感情がないみたいだ」
そう言われ、婚約者ディグセンから突然の婚約破棄を告げられた伯爵令嬢マリア。
けれどマリアは泣きも怒りもせず、淡々と告げる。
「承知しました。では、借金の保証も打ち切りますね」
婚約は終わっても、マリアの実家による侯爵家への支援は続く――。
なぜかそう思い込んでいたディグセンは、そこで初めて自分の選択の重さを知ることになる。
そして婚約を失ったマリアの前に現れたのは、この国でも大きな影響力を持つ若き公爵アーサル。
彼はなぜか、マリアとの距離を縮めていく――。
完璧な令嬢として生きてきたマリアが、自分でも知らなかった本当の気持ちを見つけていく、婚約破棄から始まる異世界恋愛。
全三話完結です。
「病弱な妹に婚約者を譲れ」と言われたので譲った結果、実家は破滅したようです
「マリアベル。君との婚約を棄させてほしい。……いや、正式には、僕の婚約者を、ルサルカに変更することに、君の同意をもらいたい」
部屋の空気が、ぴたりと止まる。
妹のルサルカは、ジュリアンの肩に顔を寄せ、可憐に震えてみせた。
「お姉様、ごめんなさい……。でも、私、ジュリアン様なしでは生きていけないの。ジュリアン様も、私を愛してくださって……。お姉様には、ハルデン侯爵夫人の座は重すぎると、ジュリアン様もおっしゃって……」
「お前には、長女としての義務がある。ルサルカの幸せを第一に考えるのが、お前の役目だ。ジュリアン殿は、我が家にとっても最高の婿殿となる。あの子の身体のことも考慮し、ハルデン家が全面的にサポートしてくれると約束してくださったのだ。お前は一歩引き、妹の門出を祝うのが筋というものだ」
(祝う……?)
私の婚約者を奪い、私の名誉を泥に塗れさせ、その上で、笑顔で祝福しろと言うのか。
この瞬間、マリアベルの心は決まった。
【完結】断罪の場でわたくしは一言も申し上げません。三年間お教えしてきたことを、どうぞご自分でお読みくださいませ
私は三年間、あの方の半歩後ろに立ってきた。
あの方は、人の言葉を書いてあるとおりにしか受け取れない。だから私は扇の陰で一言だけ添える。その侯爵は本気で怒っている、そちらの夫人は同意していない、いま笑ってはいけない。三年、一度も外さなかった。誰も気づいていない。あの方自身も。
その方が、大広間で私を呼び出した。証人も証拠も揃っている。
「申し開きはあるか」
ございません。わたくしは何も申し上げません。
否認も弁明もせず、私は黙って立っていた。だからあの方は、生まれて初めて自分で場を読むことになった。
味方として名を挙げた侯爵の顔が、なぜ動かないのか。証人の声が、なぜ途中で細くなったのか。「皆もそう思うであろう」と広間に向けた同意の求めに、なぜ誰も応えないのか。
わたくしはもう、お教えいたしません。
※初日以降は毎日12時・22時に更新します。
婚約破棄に乗り換え、上等です。私は名前を変えて隣国へ行きますね
アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。
失意のメリッサは王立寄宿学校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決断。エミーと名前を変え、隣国アスタニア帝国に渡って書籍商になる。するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出会う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。