【完結】私は死神に恋をした

たった七年
もう七年

両親はろくに家に帰らず、お互いが浮気をしている。
私の存在は忘れ去られているようで……

十二月二十六日
小林 奈美にとって十五歳の誕生日を迎えた日でもあり、両親の愛を諦めた日で、死ぬ事を決めた日……だったのだけれど。



「間違えて魂を取り出しちゃいました」

どうやら歩道橋から足を滑らしただけで、まだ死んではいないらしい。
身体へ戻れと言われても、戻りたくない。


幽体を満喫しながら考える、生きるという事。死神の事情。

そして――――



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※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています



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