堕ちた英勇の子

遥か昔、魔界より『魔神王』と呼ばれる存在が魔族の軍勢を率いて人間界に襲来した。
 人間・亜人は手を結び『連合軍』を結成しては魔族と戦い続けた。
 千年に及ぶ戦いで、辛くも『連合軍』の勝利となった。
 それから十数年後。
 『連合軍』の勝利の立役者となった『英雄』と『勇者』で結成された『英勇隊』に所属していた『英雄』と『勇者』達も子を成した。
 その中の一人のエドワードは両親が『英勇隊』に所属していた事で、両親と世間の期待を背負わされていたが、ある事件により片目を失う。
 片目を無くしつつも懸命に努力するが。
「これがあの英雄の子供か?」「他の英雄の子供に比べても頼りない」「とても、あの両親の子供とは思えない」
 そんな悪評がついて回った。
 それでもめげずに頑張るエドワード。
 そんなエドワードを元気づける存在が居た。
「けけけ、どうした。兄弟? 今日は随分と元気がねえな」
 そう声を掛けるのはエドワードにしか見えないもう一人の自分。
 何時の間にか見える様になったもう一人の自分。
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 なろう版とは一部展開を変えております
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