8 / 48
とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0002:勝負とパトリックの思惑
しおりを挟む
──ここはフィックスド辺境伯家、裏山の中腹。──
──裏山の中腹には、キャンプができそうな広場があり、中央を避けるように立派な天幕が所狭しと並んでいる。──
──そして広場の中央には、若い青年達がわらわらと集まり、中心地にいるとある二人を囲んで見守っていた。──
「三本勝負でケリをつけようか。(バサっと上着を脱いで酔いしれた表情のパトリック)」
「いや、ちょっと待ってください‼︎ この、謎の力を外してもらっていいですか?(まだパトリックの謎の能力によって縛られているモヒカン青年)」
「ええええー、でもさ、……それを外すと、襲ってくるでしょう?(モヒカン君の生まれ持ったポテンシャルは計り知れないからな。 慎重なパトリック)」
「当たり前です‼︎ 命をかけた勝負なんですから‼︎ そうですよね、アニキ?(パトリックに噛み付くモヒカン青年)」
「えっと、……副長は、一旦落ち着け。……そしてパトリックさん、……副長の力を緩めてやってください。(二人の間に入ってアタフタしてるノア)」
「…………わかったよ。(素直に力を解くパトリック)」
──モヒカン青年は自由になった‼︎ ──
「アニキ、ありがとうございます‼︎(モヒカン青年)」
「……無茶しないようにな。(内心、モヒカン青年のことを心配してるノア)」
「よしっ、じゃあ、モヒカン君、勝負だよ‼︎」
「望むところです‼︎(張り切るモヒカン青年)」
──モヒカン青年とパトリックは、決闘を始めるため、お互いに睨み合いながら、中心の仕切り線に立った‼︎ ──
「……では二人とも、お互いにほどほどのところで止めてくださいね。レディ、ゴー‼︎(決闘の開始を告げるノア)」
──言うや否やパトリックの瞳孔がピカッと煌めく‼︎ーー
──モヒカン青年の身体は見えない力によってガバッと抑えられ、そのままうつ伏せになって気絶してしまった⁉︎ ──
「「「────っ⁉︎(ぽかーーんな仲間たち)」」」
「えええー、いやーー、暴力こわいーー。(謎の怯えた表情でモヒカン青年の周りをうろちょろするパトリック)」
「……。(いやいや、副長を気絶させたのは、パトリックさんですよね⁉︎ パトリックに心の中でツッコむノア)」
「ああーー、今日一番に怖かったよーー。(謎の怯えた表情で、モヒカン青年を抱き上げて、広場の隅っこに移動し、大木の麓にモヒカン青年を下ろしてから、見えない縄でモヒカン青年を大木に縛りつけるパトリック)」
「…………。(ぽかーーんなノア)」
「アニキ‼︎ モヒカン君は、戦闘不能だから、僕の勝ちでいいかな‼︎(しゃがんだままノアへ進言するパトリック)」
「…………。(ええええええ⁉︎ 悩むノア)」
「ほら、モヒカン君の安全を考えて、とりあえず僕の勝ちにしておこう‼︎(モヒカン青年のモヒカンをわちゃわちゃ触りながら言うパトリック)」
「……そうですね。(後で副長には、俺から謝っておけばいいか。 パトリックの流れに抗うと大変なことになりそうだから、とりあえずパトリックの言いなりになるノア)」
「ッシャアーー‼︎(立ち上がりガッツポーズをキメる)」
「パトリックさん、今回は、あなたの勝ちでいいですけどね、次からはフェアな感じでお願いしますよ。(副長のメンツがあるからな。 ちゃんと仲間のことを考えてるノア)」
「(トコトコノアのところまで歩いてきて)わかってますよ、アニキ‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「俺は、仲間同士の争いは大嫌いですからね。頼みますよ、パトリックさん。(自身の肩に置かれてるパトリックの手を振り落としたいが怖くてできないノア)」
「任せてくださいよ、アニキ‼︎ 僕、いろいろ、みんなのこと考えているんで‼︎(にんまりパトリック)」
「……何を考えているんですか?(パトリックがとても聞いて欲しそうな顔をしてたから、空氣を読んだノア)」
「よくぞ聞いてくれましたね‼︎ みんなをただの暴走族から、ヒーローにイメージチェンジさせることができる、とっておきの秘策ですよ‼︎(とても悪い顔なパトリック)」
「………………?(困惑ノア)」
「………………?(ぽかーーんな仲間達)」
◇ ◇ ◇
「じゃあみんな、今から一枚の紙を配るから、なくさないでね‼︎(ニタニタ悪そうな顔で小さな紙を配るパトリック)」
「……。(パトリックにされるがままな仲間達)」
「はい、アニキはこれね‼︎(ノアに小さな紙を配るパト)」
「ああ、ありが……。(紙の文面を見て驚愕ノア)」
──文面は『高級アルバイターの紹介状』である。──
「──っ‼︎ パトリックさん、この紙は⁉︎(慄くノア)」
「これは、そこに書かれている会社に顔パスで働きにいける紹介状だよ‼︎(ウインクするパトリック)」
「────っ⁉︎(びっくりする仲間達)」
「なななんで、これを俺らに⁉︎(挙動不審なノア)」
「……実はね、人手が足らないんだ。(パトリック)」
「そんなバカな⁉︎ ……大学校出身じゃないと、会社から門前払いされるって、俺たちは知っていますからね⁉︎(パトリックの言うことを信じてないノア)」
「そこなんだよね。……ホント、馬鹿な大人ばかりで、悩みの種なんだよ。……でも、大丈夫。みんなは、僕の会社に所属しているという名目で、出向してもらうだけだから、門前払いはされないよ。僕を信じてほしい。(やや疲れた表情のパトリック)」
「…………パトリックさんの会社に所属ってことは、派遣社員ということですか? それって派遣切りにあうのではないですか?(かなり慎重なノア)」
「さすがアニキ、……世間の問題点をよくぞ指摘してくれたね‼︎ その問題もちゃんとクリアしているよ! 僕と提携を結んでる他社だけに関して言えば、契約半ばで勝手に切るような会社ではないから、安心してほしい。それに、この紹介状に書かれている通り、『高級』な仕事人だからね! お給料も高めに設定してるし、それに、僕の会社が仲介手数料を取ったりは一切しないから、各会社から出たお給料は、全てみんなの手元に残るよ‼︎(なかなか良いことしか言わない、パトリック)」
「…………。(なんか怪しい。 疑ってるノア)」
「……アニキ、パトリックさんを信じてみませんか?(とある青年)」
「────っ⁉︎(ええええ⁉︎ どどどうした⁉︎ ノア)」
「俺たち、一生で一度だけでいいんで一般の人たちと同じように働いてみたいんです‼︎(ノアに訴えかける青年)」
「そうですよ、アニキ‼︎ このままずっと、アニキに頼りっぱなしなんて、いやです‼︎ アニキの役に立てるように、俺たちも頑張りますから、やらせてください‼︎(青年)」
「みんな……。(涙腺を刺激されるノア)」
「……アニキ、やっちゃいましょうや‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「……お願いします、パトリックさん。(みんなの熱意に折れたノア)」
「そうこなくっちゃね‼︎(きゅるるんパトリック)」
「ですが、俺の仲間に何かしらの危害があれば、辞めさせてもらいますから、そのつもりでお願いします。(仲間想いなノア)」
「わかってるよ。……あと、文字の読み書きが出来る人はいるかな?(パトリック)」
──と、そこにいる全員が手を挙げた‼︎ ──
「ほええー、識字率百パーセントとは、すごいな‼︎(感心するパトリック)」
「アニキが教えてくれましたからね‼︎(ドヤる青年)」
「アニキの教え方は上手いんですよ‼︎(ドヤる青年)」
「………。(照れて俯くノア)」
「うんうん、いいよ、いいよ‼︎ 今すぐに手続きしに行けるよ! このまま勢いに任せて行こうよ、アニキ‼︎(テンション爆上がりなパトリック)」
「……そうですね。早く行って、試してみましょう。皆、街に行く身支度をしてきてくれ‼︎(ノア)」
「ラジャーーーー‼︎(ノアの仲間達)」
──ノアの仲間達は各々の天幕へ入って行った‼︎ ──
「勿論特攻服でも大丈夫だからね‼︎(きゅるるんパト)」
「いえ、ごく普通の服もあるので、俺も着替えてきます。(パトリックから逃げようとするノア)」
「(ガシッとノアの両肩を掴んで)大丈夫、大丈夫‼︎ ノアの出向場所は、特攻服オッケーだから、このままでいいよ‼︎(ノアに馴れ馴れしいパトリック)」
「…………そうですか? なら、特攻服のままで行きますね。……あと、副長の分の紹介状は、俺が持っておきましょうか?(怪訝ながらも、パトリックと会話するノア)」
「ううん、僕が直接渡しておくから、心配しないでね‼︎(彼は要注意人物だからな。 不穏なことを考えてるパト)」
「…………?(なんか怪しい。 ノア)」
「とりあえず今日は、一人ずつ挨拶周りしていくからね、気楽にしてね‼︎(ごまかすパトリック)」
「……皆のことをよろしくお願いします。(ペコリノア)」
「うんうん、よろしく、よろしく‼︎(パト)」
──ノアと愉快な仲間達、就職する‼︎ ──
【おまけ】
──数刻後。──
──とある大木の麓にて。──
「……おのれ、パトリック・サイフォンめ。……もう少しだったのに、俺の邪魔をしやがって……。アニキ諸共、始末してくれるわ‼︎(鬼のような形相のモヒカン青年)」
──ノアの知らないところで、何かが起こっている⁉︎ ──
──裏山の中腹には、キャンプができそうな広場があり、中央を避けるように立派な天幕が所狭しと並んでいる。──
──そして広場の中央には、若い青年達がわらわらと集まり、中心地にいるとある二人を囲んで見守っていた。──
「三本勝負でケリをつけようか。(バサっと上着を脱いで酔いしれた表情のパトリック)」
「いや、ちょっと待ってください‼︎ この、謎の力を外してもらっていいですか?(まだパトリックの謎の能力によって縛られているモヒカン青年)」
「ええええー、でもさ、……それを外すと、襲ってくるでしょう?(モヒカン君の生まれ持ったポテンシャルは計り知れないからな。 慎重なパトリック)」
「当たり前です‼︎ 命をかけた勝負なんですから‼︎ そうですよね、アニキ?(パトリックに噛み付くモヒカン青年)」
「えっと、……副長は、一旦落ち着け。……そしてパトリックさん、……副長の力を緩めてやってください。(二人の間に入ってアタフタしてるノア)」
「…………わかったよ。(素直に力を解くパトリック)」
──モヒカン青年は自由になった‼︎ ──
「アニキ、ありがとうございます‼︎(モヒカン青年)」
「……無茶しないようにな。(内心、モヒカン青年のことを心配してるノア)」
「よしっ、じゃあ、モヒカン君、勝負だよ‼︎」
「望むところです‼︎(張り切るモヒカン青年)」
──モヒカン青年とパトリックは、決闘を始めるため、お互いに睨み合いながら、中心の仕切り線に立った‼︎ ──
「……では二人とも、お互いにほどほどのところで止めてくださいね。レディ、ゴー‼︎(決闘の開始を告げるノア)」
──言うや否やパトリックの瞳孔がピカッと煌めく‼︎ーー
──モヒカン青年の身体は見えない力によってガバッと抑えられ、そのままうつ伏せになって気絶してしまった⁉︎ ──
「「「────っ⁉︎(ぽかーーんな仲間たち)」」」
「えええー、いやーー、暴力こわいーー。(謎の怯えた表情でモヒカン青年の周りをうろちょろするパトリック)」
「……。(いやいや、副長を気絶させたのは、パトリックさんですよね⁉︎ パトリックに心の中でツッコむノア)」
「ああーー、今日一番に怖かったよーー。(謎の怯えた表情で、モヒカン青年を抱き上げて、広場の隅っこに移動し、大木の麓にモヒカン青年を下ろしてから、見えない縄でモヒカン青年を大木に縛りつけるパトリック)」
「…………。(ぽかーーんなノア)」
「アニキ‼︎ モヒカン君は、戦闘不能だから、僕の勝ちでいいかな‼︎(しゃがんだままノアへ進言するパトリック)」
「…………。(ええええええ⁉︎ 悩むノア)」
「ほら、モヒカン君の安全を考えて、とりあえず僕の勝ちにしておこう‼︎(モヒカン青年のモヒカンをわちゃわちゃ触りながら言うパトリック)」
「……そうですね。(後で副長には、俺から謝っておけばいいか。 パトリックの流れに抗うと大変なことになりそうだから、とりあえずパトリックの言いなりになるノア)」
「ッシャアーー‼︎(立ち上がりガッツポーズをキメる)」
「パトリックさん、今回は、あなたの勝ちでいいですけどね、次からはフェアな感じでお願いしますよ。(副長のメンツがあるからな。 ちゃんと仲間のことを考えてるノア)」
「(トコトコノアのところまで歩いてきて)わかってますよ、アニキ‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「俺は、仲間同士の争いは大嫌いですからね。頼みますよ、パトリックさん。(自身の肩に置かれてるパトリックの手を振り落としたいが怖くてできないノア)」
「任せてくださいよ、アニキ‼︎ 僕、いろいろ、みんなのこと考えているんで‼︎(にんまりパトリック)」
「……何を考えているんですか?(パトリックがとても聞いて欲しそうな顔をしてたから、空氣を読んだノア)」
「よくぞ聞いてくれましたね‼︎ みんなをただの暴走族から、ヒーローにイメージチェンジさせることができる、とっておきの秘策ですよ‼︎(とても悪い顔なパトリック)」
「………………?(困惑ノア)」
「………………?(ぽかーーんな仲間達)」
◇ ◇ ◇
「じゃあみんな、今から一枚の紙を配るから、なくさないでね‼︎(ニタニタ悪そうな顔で小さな紙を配るパトリック)」
「……。(パトリックにされるがままな仲間達)」
「はい、アニキはこれね‼︎(ノアに小さな紙を配るパト)」
「ああ、ありが……。(紙の文面を見て驚愕ノア)」
──文面は『高級アルバイターの紹介状』である。──
「──っ‼︎ パトリックさん、この紙は⁉︎(慄くノア)」
「これは、そこに書かれている会社に顔パスで働きにいける紹介状だよ‼︎(ウインクするパトリック)」
「────っ⁉︎(びっくりする仲間達)」
「なななんで、これを俺らに⁉︎(挙動不審なノア)」
「……実はね、人手が足らないんだ。(パトリック)」
「そんなバカな⁉︎ ……大学校出身じゃないと、会社から門前払いされるって、俺たちは知っていますからね⁉︎(パトリックの言うことを信じてないノア)」
「そこなんだよね。……ホント、馬鹿な大人ばかりで、悩みの種なんだよ。……でも、大丈夫。みんなは、僕の会社に所属しているという名目で、出向してもらうだけだから、門前払いはされないよ。僕を信じてほしい。(やや疲れた表情のパトリック)」
「…………パトリックさんの会社に所属ってことは、派遣社員ということですか? それって派遣切りにあうのではないですか?(かなり慎重なノア)」
「さすがアニキ、……世間の問題点をよくぞ指摘してくれたね‼︎ その問題もちゃんとクリアしているよ! 僕と提携を結んでる他社だけに関して言えば、契約半ばで勝手に切るような会社ではないから、安心してほしい。それに、この紹介状に書かれている通り、『高級』な仕事人だからね! お給料も高めに設定してるし、それに、僕の会社が仲介手数料を取ったりは一切しないから、各会社から出たお給料は、全てみんなの手元に残るよ‼︎(なかなか良いことしか言わない、パトリック)」
「…………。(なんか怪しい。 疑ってるノア)」
「……アニキ、パトリックさんを信じてみませんか?(とある青年)」
「────っ⁉︎(ええええ⁉︎ どどどうした⁉︎ ノア)」
「俺たち、一生で一度だけでいいんで一般の人たちと同じように働いてみたいんです‼︎(ノアに訴えかける青年)」
「そうですよ、アニキ‼︎ このままずっと、アニキに頼りっぱなしなんて、いやです‼︎ アニキの役に立てるように、俺たちも頑張りますから、やらせてください‼︎(青年)」
「みんな……。(涙腺を刺激されるノア)」
「……アニキ、やっちゃいましょうや‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「……お願いします、パトリックさん。(みんなの熱意に折れたノア)」
「そうこなくっちゃね‼︎(きゅるるんパトリック)」
「ですが、俺の仲間に何かしらの危害があれば、辞めさせてもらいますから、そのつもりでお願いします。(仲間想いなノア)」
「わかってるよ。……あと、文字の読み書きが出来る人はいるかな?(パトリック)」
──と、そこにいる全員が手を挙げた‼︎ ──
「ほええー、識字率百パーセントとは、すごいな‼︎(感心するパトリック)」
「アニキが教えてくれましたからね‼︎(ドヤる青年)」
「アニキの教え方は上手いんですよ‼︎(ドヤる青年)」
「………。(照れて俯くノア)」
「うんうん、いいよ、いいよ‼︎ 今すぐに手続きしに行けるよ! このまま勢いに任せて行こうよ、アニキ‼︎(テンション爆上がりなパトリック)」
「……そうですね。早く行って、試してみましょう。皆、街に行く身支度をしてきてくれ‼︎(ノア)」
「ラジャーーーー‼︎(ノアの仲間達)」
──ノアの仲間達は各々の天幕へ入って行った‼︎ ──
「勿論特攻服でも大丈夫だからね‼︎(きゅるるんパト)」
「いえ、ごく普通の服もあるので、俺も着替えてきます。(パトリックから逃げようとするノア)」
「(ガシッとノアの両肩を掴んで)大丈夫、大丈夫‼︎ ノアの出向場所は、特攻服オッケーだから、このままでいいよ‼︎(ノアに馴れ馴れしいパトリック)」
「…………そうですか? なら、特攻服のままで行きますね。……あと、副長の分の紹介状は、俺が持っておきましょうか?(怪訝ながらも、パトリックと会話するノア)」
「ううん、僕が直接渡しておくから、心配しないでね‼︎(彼は要注意人物だからな。 不穏なことを考えてるパト)」
「…………?(なんか怪しい。 ノア)」
「とりあえず今日は、一人ずつ挨拶周りしていくからね、気楽にしてね‼︎(ごまかすパトリック)」
「……皆のことをよろしくお願いします。(ペコリノア)」
「うんうん、よろしく、よろしく‼︎(パト)」
──ノアと愉快な仲間達、就職する‼︎ ──
【おまけ】
──数刻後。──
──とある大木の麓にて。──
「……おのれ、パトリック・サイフォンめ。……もう少しだったのに、俺の邪魔をしやがって……。アニキ諸共、始末してくれるわ‼︎(鬼のような形相のモヒカン青年)」
──ノアの知らないところで、何かが起こっている⁉︎ ──
1
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
私、魔王軍の四天王(紅一点)なんですが、敵であるはずの勇者が会うたびに口説いてきます
夏見ナイ
恋愛
魔王軍四天王「煉獄の魔女」リディア。魔王様に絶対の忠誠を誓い、最強の魔女として人間から恐れられていた私の日常は、一人の男によって打ち砕かれた。
人類の希望、勇者アルフレッド。戦場で相まみえるたび、彼は聖剣ではなく熱烈な愛の言葉を向けてくる。
「君は美しい。僕と結婚してほしい!」
最初は敵の策略だと警戒していたのに、彼の真っ直ぐすぎる求愛に、鉄壁だったはずの私の心が揺らぎっぱなし!
最強魔女の私が、敵の勇者にドキドキさせられるなんて……ありえない!
これは、敵同士という運命に抗う二人が紡ぐ、甘くて少し切ない異世界ラブストーリー。
冷徹文官様の独占欲が強すぎて、私は今日も慣れずに翻弄される
川原にゃこ
恋愛
「いいか、シュエット。慣れとは恐ろしいものだ」
机に向かったまま、エドガー様が苦虫を噛み潰したような渋い顔をして私に言った。
身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される
絵麻
恋愛
桐島花は父が病没後、継母義妹に虐げられて、使用人同然の生活を送っていた。
父の財産も尽きかけた頃、義妹に縁談が舞い込むが継母は花を嫁がせた。
理由は多額の結納金を手に入れるため。
相手は二十五歳も歳上の、海軍の大佐だという。
放り出すように、嫁がされた花を待っていたものは。
地味で冴えないと卑下された日々、花の真の力が時東邸で活かされる。
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる