魔法が使えない令嬢ですが、私の描いた魔法陣を最高峰魔法師が発動してしまいました。ー最高峰魔法師×魔力0令嬢、ただし魔法理論最強。ー
これは当代きっての魔法使いに、魔法名家に生まれながら魔力を持たず──ただし、魔法理論だけは最強の令嬢がいつのまにかすっかり外堀を埋められていくお話。
全29話。書き上げ済み。毎日7時頃・12時頃・21時頃更新。
魔法名家の令嬢シフリーナには、魔力がない。
十九歳にして魔法師養成学校では三度目の一年生。今年進級できなければ退学になる。
それでもシフリーナは魔法が大好きだった。自分ではひとつも発動できない魔法陣を描き、誰にも読まれないまま、ひたすら魔法理論を学び続けている。
そんなある日、校舎裏の森に描いた「空想の魔法陣」を、特別講師としてやってきた特級魔法師ウーシェダが発動してしまう。
森から跳ね上がったのは、巨大なピンクの鯨。
「誰がこんなとんでもない魔法陣をひいた?」
魔法界の常識を覆す理論の持ち主を探し始めたウーシェダがたどり着いたのは、魔力がないため落第を繰り返し、学校で「居ない者」のように扱われていたシフリーナだった。
そして彼は、とんでもない提案をする。
「俺の婚約者として、魔法塔に来ないか?」
魔力のないシフリーナを、魔法師の国ヴァンリンドゥへ連れていくための偽装婚約。
学校より多い蔵書があると聞いたシフリーナは、即座にその話へ飛びついた。
誰にも才能を認められなかった魔法大好き令嬢と、その才能を誰より早く見つけた最高峰魔法師。
これは、最後まで魔力を持たない少女が、好きであり続けた魔法の中に自分の居場所を見つけるまでの物語。
*第四章に暴力表現があります。苦手な方はご注意ください。(R15タグはそのためです)
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