あなたたちの許しは必要ありません
「わたしの幸福に、あなたの許しは必要ありません」
マリの青い瞳には、静かな怒りが宿っていた。
体が弱く、人生のほとんどを病院で過ごして死亡した工藤マリは、直前に読んでいた本の主人公、マリー・アルデンヌ男爵令嬢に憑依転生する。
マリーは望まぬ結婚を強いられ、また断れない性格から三人の男性と婚約したことになってしまい、悪女呼ばわりされた挙げ句、ひとりさびしく死ぬ運命にある。
憑依転生したマリは、マリを慕う小さな獣人騎士リュカと魔狼ベルと共に、その運命をキッパリ断ち切って行くーーー。
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