天使はどっちだ
公爵令嬢アストリットは社交嫌い。病弱設定で人付き合いを避けて暮らしていた。ただ苦手なのは令嬢としての社交で本当は武芸に秀でた好奇心の強い女の子だった。
お忍びで街に出るのはいつもの事。麗しの天使と称する王太子の絵姿グッズを買い漁り、部屋には推しの祭壇を作り上げニヤニヤとする日々。
家に兄の友人が訪れると男装姿で遊びに剣の手合わせにと、正体を明かさずに付き合いを楽しんでいたアストリットだったがある日、王太子付きの近衛騎士が募集されていると聞かされて‥。
「私、近衛騎士選抜に出て、王太子様にお目通りいたします!」
ただ、それは兄の友人が天使の様に純真で愛らしいアストリットを囲い込むための策略で。
お互いに天使と讃えながらもお互いに偽りを持っていて踏み込めない焦ったい話。
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