竜王の番~「お前など不要だ」と婚約破棄してきた王子が国ごと滅亡の危機ですが、私は最強の竜王様に溺愛されて幸せなので絶対に戻りません
「ルシェリア・アルディ! 貴様のような悪女は、我が国から永久追放とする!」
代々、誰にも知られることなく命を削り、巨大な『聖結界』で祖国を魔物から守り続けてきた聖女ルシェリア。しかし、彼女を疎ましく思った伯爵令嬢ソフィアの「偽造された日記」を信じ込んだ第一王子デズモンドによって、一方的に婚約破棄され、国を追放されてしまう。
ルシェリアは弁明することなく、静かに運命を受け入れた。
――彼らは誰も知らないのだ。彼女が国を去れば、結界が崩壊し、この国がどうなってしまうのかを。
辺境の森へと追放されたルシェリアは、そこで瀕死の重傷を負っていた巨大な黒竜を助ける。その正体は、人類最強にして絶対の存在である竜王ゼフィールだった。
「長年探し求めていた。我が番(つがい)よ」
命を救われた竜王はルシェリアを溺愛し、彼女を竜王国へ迎え入れる。
敵対する者には冷酷無比で容赦のない最強の竜王だが、ルシェリアにだけは絶対的な忠誠を誓い、狂おしいほどの甘い愛情を注いでいく。
一方その頃。
結界を失った王都には無数の魔物が押し寄せ、たった三日で国土の三割が蹂躙されていた。
全ての真実を知り、自分たちが手放したものの大きさに絶望する王子。
「頼む、戻ってきてくれ……!」
泥にまみれ、すべてを失ってから泣きついてくる王子に、ルシェリアは冷酷な事実を告げる。
「一度失った信頼は、もう元には戻りません。私はもう、あなたを愛していませんから」
無実の罪で追放された孤独な聖女が、彼女を誰よりも優先し、世界で一番甘やかしてくれる竜王様と出会い、真の幸せを手に入れるまで――。
※なろうにも投稿済みです
※短めなので寝る前にさらっと読めるかと思います。
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