義足の手柄は婚約者のもの、折れた脚の責任は私。工房を追われた義足職人ですが、木の脚で駆けてくる男の子と王弟殿下が離してくれません
「その脚を仕上げたのは、リーネです」――戦で脚を失った兵のための義足の披露の日。三年かけて作った脚を婚約者ディルクに自分の手柄として発表され、彼が勝手に削った脚が折れた責任だけを押しつけられた義足職人リーネ。父にも信じてもらえずに工房を追われ、婚約者は義妹のものに。けれど、彼女の脚で歩けるようになった男の子エミルと、片脚を失った王弟レオポルトが迎えに来て……。靴に隠れて誰も見ない五本の足指が、偽りを暴く。全七話。
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