史上最強の魔王 世界最強の存在――のはずが一人の少女に振り回される
人族、魔族、獣人族、エルフ族、精霊族。数多くの種族が存在する世界――ラストスフィア。しかし、この世界では数多の種族が存在するが故に多くの戦いが起こる。その中でもある種族の噂は異常であった。
魔王――ギルト・ベルフェゴール。彼が創り出した伝説は様々である。
曰く、数万なる人間の軍勢をたった一人で食い止めた。
曰く、7つの派閥からなる同族の長を圧倒する実力を持つ。
曰く、異常な身体能力を持つ獣人族を己の身体能力のみで圧倒した。
曰く、魔法に優れるエルフ族を魔法で打ち負かした。
曰く、滅多に他の種族とは関わりを持たない精霊族と交流を図った。
数々の伝説を持つギルト。彼なら世界征服も可能。彼にとって敵など存在しない――はずであった。
「ねえ、ギルト。おなか減った」
不可能など存在しない史上最強の魔王と唯一、魔王の不可能を破壊する少女の日々を語った物語である。
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