雪解け忍ばせ、愛を乞う
兄を殺した男のもとへ、明日、嫁ぐ──
戦乱の続く世。篠宮家の娘・篠宮小夜(しのみや さゆ)は、長きにわたる争いを終わらせるため、敵方・久世家へ嫁ぐことになった。 夫となるのは、冷酷無比と恐れられる若き当主、久世宗雪(くぜ むねゆき)。五年前、最愛の兄・千景(ちかげ)をその手で討った男だった。 婚礼前夜、小夜は兄の形見を懐に忍ばせ、心に決める。 ──この目で確かめる。そのうえで、私が決める。 憎しみを抱く彼女と、罪を背負う男。 凍てついた二人の心に、雪解けは訪れるのか。
【この物語の見どころ】
・守られるだけではない、自分の心は自分で決める女主人公。
・冷たく静かな彼が、ふとした瞬間に見せる素顔 。
・兄が遺した物が、二人の運命を動かしていく。
・罪は消えない。それでも、ともに生きる未来を選ぶまでの物語。
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