第三十一楽章「必要」

 レモン農家の妻、多恵子は息子の貴之に厳しかった。
 門限は17時、それ以降に家を出るのは禁止かつ、17時になったらレモン畑に行くことを言いつけていた。
 まだ幼い貴之はそれに不満を抱くも、多恵子は貴之に後継ぎになる上で「必要」なものを身につけるための妥当な教育だと信じて疑わなかった。

 そう、多恵子から見て貴之に「必要」なものだけを身につけるためのー。

こちら、一つの物語を題材にした詩「アリスロッテ幻奏」シリーズの第2作品目です。

 注意書きになりますが、今作はやや過激な表現が含まれます。
 苦手な方はご注意ください。

 この話を題材にした詩は以下のリンクから↓
https://kamin.mints.ne.jp/poesia/%e7%ac%ac%e4%b8%89%e5%8d%81%e4%b8%80%e6%a5%bd%e7%ab%a0%e3%80%8c%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%80%8d/

 
 
 
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