暁光の王と漂着した私
はじめから読む
185ページ(121274文字)
完結 | しおり数 20
地元の祭りで海に願い事を流そうとして、落ちてしまったカナミが漂着したのは――。
水戸けい
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9
ささいなことですれちがう思いと、自分を繕う辛さを知っている。
だからあなたを支えたい。
自分を作って生活をすることに疲れたカナミ。
どこか、誰も自分を知らない世界へ行って、やりなおしたい。
そんな願いを抱えているカナミは、地元の祭りで願いを海に流す人々からはなれ、ひとりこっそり願いを海に伝えた。
帰ろうとした瞬間、さっきまではおだやかだった波が高くなり、カナミを飲み込む。
そしてカナミは見知らぬ浜に打ち上げられて、紫の髪をした青年クラベスに拾われ、彼のお城に連れていかれる。
クラベスは、カナミが神から贈られた自分の妻になる人だと言って――。
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