37 / 493
37
しおりを挟む
放課後、重い気分で怜雄のクラスにむかう。
怜雄は俺に気付くと、カバンを手に取りこちらに歩いてきた。
いつもと全く変わった様子はなく、安心した。
もしかしたら会長は怜雄に言いつけなかったのかもしれない。それにもし怜雄が話を聞いていたとしても、俺が誰と何をしようとそこまで関心はないのかもな。
俺はそんなことを考えつつ、怜雄と今日の夕食について話しながら、寮へ帰っていった。
怜雄の部屋について扉を開けた瞬間、壁に抑えつけられた。
頭をぶつけ、あまりの痛みに目をつぶって開くと怜雄の整った顔がまじかにあった。
「あれだけ毎日やってるのに、足りなかったようだな。それともそんなに女とやりたかったか?」
「違っ。久美子とはそんなんじゃ。」
「女の名前なんてお前の口から聞きたくねーんだよ。」
怜雄が俺の手首をさらに強い力で握る。
「痛っ。」
「お前には話すより体で分からせたほうがいいな。準備してこいよ。」
そう言って、怜雄は壮絶な笑みを浮かべた。
俺がシャワーを浴びて、風呂場から出ると怜雄がそこにいて、俺の腕を掴むと引きづるようにベットへ連れて行った。
怜雄は俺に気付くと、カバンを手に取りこちらに歩いてきた。
いつもと全く変わった様子はなく、安心した。
もしかしたら会長は怜雄に言いつけなかったのかもしれない。それにもし怜雄が話を聞いていたとしても、俺が誰と何をしようとそこまで関心はないのかもな。
俺はそんなことを考えつつ、怜雄と今日の夕食について話しながら、寮へ帰っていった。
怜雄の部屋について扉を開けた瞬間、壁に抑えつけられた。
頭をぶつけ、あまりの痛みに目をつぶって開くと怜雄の整った顔がまじかにあった。
「あれだけ毎日やってるのに、足りなかったようだな。それともそんなに女とやりたかったか?」
「違っ。久美子とはそんなんじゃ。」
「女の名前なんてお前の口から聞きたくねーんだよ。」
怜雄が俺の手首をさらに強い力で握る。
「痛っ。」
「お前には話すより体で分からせたほうがいいな。準備してこいよ。」
そう言って、怜雄は壮絶な笑みを浮かべた。
俺がシャワーを浴びて、風呂場から出ると怜雄がそこにいて、俺の腕を掴むと引きづるようにベットへ連れて行った。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
2,139
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる