あなたにおすすめの小説

「また嫌な予感か」と笑われて追放された荷物持ちですが、新しい仲間は私の言葉を信じてくれます 表紙

「また嫌な予感か」と笑われて追放された荷物持ちですが、新しい仲間は私の言葉を信じてくれます

戦えない荷物持ちのミナは、「嫌な予感がする」と探索を止めてばかりの臆病者として、三年間所属した冒険者パーティーを追放されてしまう。 翌日、生活費を稼ぐため、臨時の荷物持ちとして別のパーティーに加わったミナ。 探索中、分かれ道を前にした彼女は、またいつもの感覚に襲われる。 「右……嫌な感じがします」 根拠なんてない。ただ、どうしても進みたくない。 以前の仲間なら呆れていたその言葉を、新しい仲間たちは信じてくれた。 そして彼らが別の道を選んだ直後――遺跡に大きな音が響いた。
ファンタジー 完結 短編
文字数:3,842
何も起きないのが私の成果でした――「役立たず」と解雇された宮廷魔術師の話 表紙

何も起きないのが私の成果でした――「役立たず」と解雇された宮廷魔術師の話

宮廷魔術師リナは、王城の結界や魔道具を管理する地味な仕事を六年間続けてきた。 魔物を討伐することも、新しい魔術を生み出すこともない。そんな彼女に下された評価は「成果不足」。 「誰でもできる雑用だろう!」 そう言い切る魔術師団長によって、リナは引き継ぎすら必要ないと解雇されてしまう。 ならば仕方がない。 リナは素直に王城を去り、六年ぶりの静かな朝を迎える。 ――彼女が毎日何をしていたのか、誰一人として知らないまま。
ファンタジー 完結 短編
文字数:3,892
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた 表紙

『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた

侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
ファンタジー 完結 短編
文字数:9,553
飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます 表紙

飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます

「お前は竜に乗れもしない、ただの妻だろう」 竜騎士団長の夫はそう言って、飛べる従騎士の娘を選びましたわ。 ええ、わたくしは飛べません。十二年、地上におりました。 夜明け前に三十一頭の寝息を数え、歯を磨き、爪の砂を取り、冬に毛布を掛け、契約を編んで。——この国でただひとりの「調律者」として。 竜は、人を乗せない生き物ですのよ。竜自身が「乗せてもいい」と決めない限り。そして竜が誰の言葉で頷いてきたか、あの方は十二年、一度もお考えにならなかった。 離縁されて、わたくしは竜舎を出ました。 三日後から、竜は一頭も飛ばなくなりましたの。 怒っているのではありませんのよ。竜は報復をしませんもの。ただ——寂しいのです。 そして来月は、三年に一度の、契約更新日ですわ。
恋愛 完結 短編
文字数:16,065
聖女に「役立たず」と追放された薬草師、彼女が飲んでいた聖薬は全部私が作っていました 表紙

聖女に「役立たず」と追放された薬草師、彼女が飲んでいた聖薬は全部私が作っていました

「リゼ、お前はもう必要ない」 聖女率いる魔王討伐隊から、薬草師のリゼは突然追放された。 魔法も使えない。剣も振れない。 できることといえば、野営地で薬草を集め、傷薬や魔力薬を作ることだけ。 「薬草を拾っているだけの役立たず」 「聖女の奇跡があれば、薬師なんて必要ない」 そう言われても、リゼは黙って荷物をまとめた。 だが、彼女が去った翌日。 聖女の持つ聖薬が、まったく効かなくなった。 回復薬はただの水。 解毒薬は毒を消せず、魔力薬も一滴の魔力すら戻さない。 「どうして……聖女の奇跡が効かないの!?」 実は、聖女がこれまで使っていた聖薬は、すべてリゼが調合していたものだった。 リゼの固有能力《薬効継承》。 どんな薬草からでも、その本来の薬効を極限まで引き出すことができる、極めて希少な力。 そしてリゼがいなくなったことで、魔王討伐隊は初めて気づく。 彼らを支えていた「聖女の奇跡」の正体に。 一方その頃、追放されたリゼは小さな村で薬屋を始めていた。 そこへ、瀕死の冒険者が運び込まれる。 「頼む……この傷を治してくれ!」 リゼが一滴の薬を垂らすと―― 奇跡が起きた。 「……これが、本当の聖薬?」 役立たずと呼ばれた薬草師の、本当の価値が明らかになる。 そして聖女たちは、彼女を追放したことを後悔することになる。 「リゼ! 頼む、戻ってきてくれ!」 「ごめんなさい。もう、あなたたちの薬は作りません」 追放された少女の小さな薬屋から、世界を変える物語が始まる。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:3,733
我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう? 表紙

我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?

「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」 普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。 赤の他人を屋敷に迎えることはしない。 不要なものに感情を砕く理由などない。 「だって、面倒でしょう?」 不誠実な夫も、無意味な結婚も、 この際すべて切り捨ててしまいましょう。
恋愛 完結 短編
文字数:4,095
今度の人生は、自由に旅がしたい! ~女神様の手違いで異世界転生したら、四人のA級冒険者と旅することになりました~ 表紙

今度の人生は、自由に旅がしたい! ~女神様の手違いで異世界転生したら、四人のA級冒険者と旅することになりました~

仕事に追われる毎日を送っていた二十六歳の会社員・秋元莉央。 ある日、仕事帰りに突然まばゆい光に包まれ――気がつけば、真っ白な空間で女神様に謝られていた。 なんと、女神様の手違いで神獣の降下地点に設定され、莉央は神獣に潰されて死んでしまったらしい。 「神獣の降下地点にされて死亡って、そんな死に方ありなの!?」 お詫びとして、健康な身体と強大な魔力、召喚魔法、治癒の力、そして女神の加護を授かり、異世界で新しい人生を送ることになった莉央――リオ。 前世では、仕事と節約に追われて「いつか行きたい」と思うだけで終わった場所がたくさんあった。 だから今度こそ。 「私、自由に世界を旅してみたいです!」 転生先のエルフの里で三年間を過ごしたリオは、十八歳になったある日、ついに世界を巡る旅へ出る。 そこで出会ったのは、個性豊かな四人のA級冒険者。 頼れるリーダーの剣士・カイル。 明るく豪快な槍使い・アーサー。 冷静で少し口の悪い魔法使い・ルド。 優しく世話焼きな弓使い・グウェン。 一緒に冒険して、ご飯を食べて、家まで買って。 海を見たり、異世界で懐かしい味を探したり、ときには前世の知識から新しい料理や道具を考えたり。 気づけばリオの「一人で自由に旅をする」という夢は、「大切な仲間たちと一緒に世界を見て回りたい」という夢へ少しずつ変わっていく。 一方、大陸では以前から確認されていた謎の“黒い魔石”に異変が起き始めていた。 辺境に限られていたはずの黒い魔石が、なぜか大陸中央部でも発見されるようになり――。 これは、二度目の人生では自由に生きると決めた少女が、四人の仲間と旅をして、美味しいものを食べ、たくさんの人と出会い、やがて恋を知っていく物語。 ――ところで皆さん、最近ちょっと過保護じゃありませんか?
恋愛 連載中 長編 R15
文字数:69,346
「私だって傷つくよ!」――幼なじみに捨てられた聖女ですが、メイドのエナメルは私の人生を守ってくれました 表紙

「私だって傷つくよ!」――幼なじみに捨てられた聖女ですが、メイドのエナメルは私の人生を守ってくれました

中級聖女となり、幼なじみの神官騎士ケイザーとともにブルー王国へ派遣されたメリン。 しかし王子とのウワサをきっかけに、ケイザーは王子の婚約者である公爵令嬢と急速に近づいていく。 「お前なら分かってくれると思ってた」 聖女だから。優しいから。でも、メリンだって傷つく。 そんな彼女を、専属メイドのエナメルは静かに支えていく。 これは、一人の少女が自分の人生を選ぶまでのお話。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:9,321