秦記― 函谷関崩落、始皇帝死す ―
時は戦国時代末期。
秦王政六年(紀元前241年)、五ヵ国合従軍は李牧が、春申君が、龐煖が--死力を尽くし、遂に秦を打ち破った。
秦王嬴政は天下統一の野望を胸に無念の戦死、関中を奪われた王翦は幼い扶蘇を連れ、李信・蒙恬・王賁と共に巴蜀の地に逃れる。虎狼之国秦が斃れ、平和な世が訪れると誰もが愁眉を開いたかに見えた。
しかし--、
秦王嬴政が夢見た天下統一という鬼気満ちた野望の灯火は、再び中華の地を戦乱の大渦に飲み込む大火となる。
今ここに百年にも及ぶ第二の戦国時代が幕を開けた。
秦王政六年(紀元前241年)、五ヵ国合従軍は李牧が、春申君が、龐煖が--死力を尽くし、遂に秦を打ち破った。
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