獣装戦士ゲキファイター
『獣装戦士ゲキファイター』プロローグ
銀河の最果て、美しき宝石のような輝きを放つ惑星**「キラブカ星」**。
平和を愛する民たちが暮らすその星は今、漆黒の巨大要塞によって飲み込まれようとしていた。
犯罪帝国ブラックシャドー。
宇宙のあらゆる富と命を略奪し、闇に染め上げる恐怖の軍団。
「姫様、どうかこれを持って脱出を……! この『リング』が、いつか貴女を守る真の戦士を導いてくれるはずです!」
燃え盛る王宮の中で、老臣は一人の少女を脱出カプセルへと押し込んだ。
少女の名は、キラ・マリナ。彼女の手には、キラブカ星の王家に伝わる聖なる秘宝「獣装リング」が握られていた。
「待って、みんなは……!」
少女の悲鳴を置き去りに、カプセルは次元の壁を超え、遥か彼方の蒼い星――地球へと射出された。
漆黒の玉座からそれを見守っていた皇帝ギル・シャドーが、冷酷な笑みを浮かべる。
「逃がさぬ。キラブカの光を根絶やしにし、あの星の力を我が手に収めるのだ。全軍、進路を第三惑星・地球へ!」
運命の歯車が回り出す。
それは、地球に住む一人の大学生、高橋侑斗がまだ知らない物語。
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