王時戦士ジャスライザー
プロローグ:終焉と創生の歯車
それは、遠い未来……あるいは、失われた過去の記憶か。
空は赤黒く焼けただれ、大地には巨大な時計の歯車が墓標のように突き刺さっている。かつて世界を守った数々のヒーローたちの武器や装甲が、砂に埋もれ、朽ち果てていた。
その絶望の荒野の玉座に、一人の男が座っていた。
全身に「時」の権能を纏い、あらゆる次元を統べる「最低最悪の王」――ジャスライザー。
「……計算は終わった。この世界に、もはや救いなど存在しない。」
王が指を鳴らした瞬間、巨大な「神の時計」が逆回転を始める。
かつてジュラバースが守り抜いた生命。
かつてドラグザーが取り戻した日常。
その全てが、時の渦に飲み込まれ、塵へと還っていく。
その破滅を間近で見ていた一人の戦士・時上達也と、少女・高浪沙羅は、残された最後の力でタイムゲートへ飛び込んだ。
「……待っていろ、志賀実新。歴史が歪み、お前がその玉座に座る前に……俺がその運命を断ち切ってやる!」
2026年、現代。
星ヶ丘市の穏やかな公園で、高校生の志賀実新は、空を仰いでいた。
「……まただ。夢の中で、誰かが俺を呼んでる気がする。」
新の足元には、いつの間にか一羽の青い小鳥が止まっていた。だが、その瞳は機械仕掛けのように正確な時を刻んでいる。
時を同じくして、歴史の裏側で暗躍する組織**『クロックジャック』**の玉座では、三人の幹部が不敵に笑っていた。
「見つけたぞ、未来の王の種(シード)を。」
「過去を奪い、現在を壊し、俺たちだけの『永遠の王国』を作ろうじゃないか。」
止まっていた時計の針が、重く、激しい音を立てて動き出す。
それは、全てのオリジナルヒーローの歴史が交差する、最も長く、最も過酷な一日の始まりだった。
【王時戦士ジャスライザー――現在時刻:運命の0秒前】
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「……まただ。夢の中で、誰かが俺を呼んでる気がする。」
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止まっていた時計の針が、重く、激しい音を立てて動き出す。
それは、全てのオリジナルヒーローの歴史が交差する、最も長く、最も過酷な一日の始まりだった。
【王時戦士ジャスライザー――現在時刻:運命の0秒前】
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