豪剣戦士ガイゼイド
プロローグ:終焉のカウントダウン
西暦2026年。人類が謳歌する平和な日常の裏側で、宇宙の暗界から蠢く巨大な影があった。
それは、数多の文明を破壊し、その残骸を糧としてきた最凶の軍団――破壊団グラドス。
「美しい……。絶望に染まる星の悲鳴ほど、心地よい旋律はない」
巨大要塞の玉座に座る帝王グランは、冷酷な眼差しで青き地球を見下ろしていた。
「ライドよ、シバよ、マドウよ。この星を『リセット』する準備は整ったか?」
三人の幹部が跪く。
「いつでも。人間どもの脆い文明など、我らが力で一瞬にして塵にしてみせましょう」
グラドスの侵攻が始まるその数時間前。
かつてグラドスに滅ぼされた異世界の生き残りの科学者が、最後の希望を込めて一筋の光を地球へと放った。それは、破壊の力に対抗し、使い手の「闘志」を力に変える究極のシステム。
「この力……どうか、戦う意志を持つ者の手に届いてくれ……!」
光の粒は、日本のとある静かな街へと降り注ぐ。
一つは、ゲームを愛し、勝負の理を知り尽くした青年、五十嵐 颯斗の部屋へ。
そしてもう一つは、必死に明日を生きようとする女子大生、山崎 希空のすぐ側へ。
空が赤く染まり、街のチャイムが異常な音を立てて鳴り響く。
それは、人類にとっての「終わりの始まり」であり、新たなヒーローが誕生するための「プロローグ」でもあった。
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