神球戦士ドラクザー
プロローグ:神球の洗礼
西暦2026年、1月20日。その日、世界の空は「静止」した。
地球上のあらゆる主要都市の上空に、直径1キロメートルを超える巨大な黄金の球体――**「神球(しんきゅう)」**が突如として出現したのである。重力や慣性を無視して浮遊するその物体は、いかなる兵器も受け付けず、電波すらも遮断した。
人々がパニックに陥る中、世界中の電光掲示板、スマートフォン、そして人々の脳内に直接、美しくも冷徹な少女の声が響き渡った。
『……人類の皆さん、おめでとうございます。
あなたたちは、宇宙で最も公平で、最も残酷な宝くじに当選しました。』
その瞬間、世界中でランダムに選ばれた数千人の手首に、決して外れない銀色のブレスが装着される。
『選ばれし候補者(エントリー)たちよ。
ルールは一つ。手にしたデバイスで戦士へと変身し、他の候補者を倒しなさい。
敗北した者の「命」と「存在の記録」は、勝利者の糧となり、神球へと捧げられます。』
空に浮かぶ神球が、脈打つように黄金の光を放つ。
『最後に残ったたった一人は、神の領域へと至るでしょう。
失った恋人を蘇らせることも、世界の王になることも、歴史を書き換えることも自由です。
さあ……あなたの「願い」のために、隣人の喉を掻き切りなさい。』
街の風景が歪み、選ばれた者たちは隔離された特殊空間へと強制転送されていく。
ある者は愛する人のために、ある者は名声のために、ある者はただ生き残るために。
高校生・赤井龍司が立っていたのは、放課後の誰もいない教室……のはずだった。しかし、窓の外を見ると、そこには見たこともない荒廃した「戦場の星ヶ丘市」が広がっていた。
「……願いなんて、ない。俺はただ、今日という日を普通に終わりたかっただけなのに……」
龍司の手首のブレスが、主の意思に反して赤く明滅し始める。
それは、少年の平穏が終わり、血塗られたサバイバルゲームが始まった合図だった。
【神球戦(ドラグ・ゲーム)――残り人数:2000人】
西暦2026年、1月20日。その日、世界の空は「静止」した。
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人々がパニックに陥る中、世界中の電光掲示板、スマートフォン、そして人々の脳内に直接、美しくも冷徹な少女の声が響き渡った。
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その瞬間、世界中でランダムに選ばれた数千人の手首に、決して外れない銀色のブレスが装着される。
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空に浮かぶ神球が、脈打つように黄金の光を放つ。
『最後に残ったたった一人は、神の領域へと至るでしょう。
失った恋人を蘇らせることも、世界の王になることも、歴史を書き換えることも自由です。
さあ……あなたの「願い」のために、隣人の喉を掻き切りなさい。』
街の風景が歪み、選ばれた者たちは隔離された特殊空間へと強制転送されていく。
ある者は愛する人のために、ある者は名声のために、ある者はただ生き残るために。
高校生・赤井龍司が立っていたのは、放課後の誰もいない教室……のはずだった。しかし、窓の外を見ると、そこには見たこともない荒廃した「戦場の星ヶ丘市」が広がっていた。
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龍司の手首のブレスが、主の意思に反して赤く明滅し始める。
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