白い結婚の溶ける夜──三年間の他人

借金を抱えた公爵夫人モニカのもとに、別居中の夫から手紙が届いた。

『君の不貞と離婚について、話し合いの場を設けたい』

一年もの間、音沙汰のなかった夫、レイクフォード公サミュエル。

初夜の失敗以来、二人は名ばかりの白い結婚だった。
傷つきながらも彼女はサミュエルただ一人を愛し続けてきた。浮気など、考えたこともない。

これで最後になるかもしれない。
そう思いながら王都へ向かったモニカ。
だが、彼女がそこで目にしたのは────事故で昏睡状態に陥ってしまった、夫サミュエル。

 ​ようやく目を覚ました彼は、冷徹だった以前とは別人のように、モニカを熱い瞳で見つめていた。

(36話完結)
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