離縁されて価値観の相性が良い国王の側室になりました。
「お前のような地味で価値観の合わない女、我が伯爵家には不要だ!」
夫のヴァルテリから理不尽な理由で離縁を言い渡され、着の身着のままで館を追い出されたエルゼヴィア。
失意の中で隣国との国境へ向かった彼女は、行き倒れていたところを、旅の貴紳と偽る青年ジスカルドに救われる。
華美な贅沢よりも、古いものを大切にし、日々の営みを丁寧に愛おしむエルゼヴィアの瑞々しい感性に、ジスカルドは深く心を打たれる。
実は彼の正体は、孤独を抱える隣国の若き国王だった。
「私の城へ来て、側室として私の隣にいてほしい」
価値観を丸ごと肯定され、相性抜群の彼に乞われるまま、エルゼヴィアは新たな国へ。
贅沢を競い合う貴族たちに疲れ果てていた国王ジスカルドから、これでもかと甘く溺愛される日々が始まる。
一方、エルゼヴィアを失った元夫の領地は、新妻の浪費によって瞬く間に崩壊の危機を迎えていた。
今更になって「戻ってこい」と平伏する元夫に対し、エルゼヴィアと国王陛下が下す、痛快な審判とは――?
夫のヴァルテリから理不尽な理由で離縁を言い渡され、着の身着のままで館を追い出されたエルゼヴィア。
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