あなたにおすすめの小説

凱旋した英雄は聖女を選びました。~冬の補給路を守っていた私は静かに軍を去ります~ 表紙

凱旋した英雄は聖女を選びました。~冬の補給路を守っていた私は静かに軍を去ります~

「君は後方にいただけだ」―― 凱旋した英雄の婚約者からそう切り捨てられた私は、 静かに軍を辞職しました。 ――冬の補給路管理。 ――兵糧配分。 ――医薬品輸送。 ――損耗率管理。 全部、私の仕事だったのですが。 三週間後、 王国軍は補給崩壊。 「なぜ食糧が届かない!」 「なぜ兵が飢える!」 ……逆にお聞きしますが、 今まで“なぜか全部上手く回っていた”理由を、 一度でも考えたことはありましたか? これは、 誰にも評価されなかった兵站官(へいたんかん)が、 隣国の辺境伯にだけ価値を見抜かれ、 人生を取り戻す物語。 今更「戻ってきてくれ」と泣きつかれても、 私は隣国の最高機密ですので――!
恋愛 完結 ショートショート
文字数:4,645
結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります 表紙

結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります

結婚式の夜、夫となったはずの侯爵さまが、披露宴の席に愛人を連れてまいりましたの。 「彼女も今日からこの屋敷に住む。君は正妻なのだから、寛大に受け入れるように」ですって。 義母は「騒げば恥をかくのはあなたよ」と微笑むし、お客さまたちは見て見ぬふり。まあ、皆さまそろって、なし崩しにするおつもりですのね。 けれど、おあいにくさま。この国の結婚は、式を挙げただけでは成立しませんのよ。婚姻誓約書に夫婦双方が署名し、三日以内に神殿へ納めて、はじめて夫婦。 ――そしてわたくし、まだ署名しておりませんの。 既成事実は、事実ではございませんのよ。
恋愛 連載中 短編
文字数:15,668
終わりにします 表紙

終わりにします

「終わりにします」 その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。 婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。 誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。 もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。 そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。 これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
恋愛 完結 ショートショート
文字数:14,386
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ 表紙

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
BL 連載中 短編
文字数:236,341
「愛してる」はさよならの言葉 表紙

「愛してる」はさよならの言葉

クローディアと旦那様は親が決めた結婚なので、甘い言葉など言われた事が無い。だから、いつか一度だけ「愛してる」と言ってもらう約束をした。それを言う時とは……。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:682
婚約破棄から50年後 表紙

婚約破棄から50年後

王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:2,149
「ただの経費削減ですが?」 銀河最弱の補給艦隊が、俺の「在庫管理」で最強になったようです 表紙

「ただの経費削減ですが?」 銀河最弱の補給艦隊が、俺の「在庫管理」で最強になったようです

日本の企業で総務として働く星野明日虎(32歳)は、ある日突然、見知らぬ宇宙の帝国へと転移してしまう。彼が配属されたのは、整理整頓もままならない「銀河最弱」の補給艦隊だった! ひょんなことから戦艦の艦長に任命されてしまった明日虎だが、宇宙の戦い方など全く分からない。そこで彼が武器にしたのは、長年の社畜生活で培った「経費削減」と「在庫管理」のスキルだった。 「弾薬の無駄遣い禁止!」「エンジンはこまめに切れ!」――ただ徹底的なコストカットと業務効率化を推し進めただけなのに、それがなぜか「天才的な軍事戦略」として周囲に大勘違いされていく。 個性豊かな仲間たちと共に、最弱だった倉庫部門を最強の組織へと育て上げる、痛快・お仕事&成り上がりSFファンタジー! ※この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」でも連載しています ※4/3から毎週月曜と金曜の週2回更新にします。(最終話まで執筆済み) ※75話までは、Geminiで誤字脱字チェック、表記ゆれのチェックのみを行なっておりました。76話以降はそれもやめたので、もしかしたら誤字があるかもしれません。
SF 連載中 長編
文字数:150,595
『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅! 表紙

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅!

婚姻届を出す前日、久世景人はようやく、十年遅れの婚約指輪を私の指にはめた。  銀色の輪が薬指に滑り込んだ瞬間、私は照明の下で光るダイヤをぼんやり見つめた。長く続いた待ち時間が、やっと終わったような気がした。けれど次の瞬間、彼は私の手を見下ろし、まるで似合わない品物を評するように静かな声で言った。 「正直、澪の手ってあまりきれいじゃないよな」  私は言葉を失った。  景人はそのまま私の指先を取ると、さっきはめたばかりの指輪を抜き取った。十年待ち続けた指輪は、彼の手のひらの上で冷たく光っていた。 「この指輪、瑠奈の手にあったほうが似合うと思う」  私は手を引き戻し、信じられない思いで彼を見た。 「どういう意味? 瑠奈と結婚するつもりなの?」  景人は目を伏せ、指輪の縁を指先でなぞった。まるで、たいしたことではない問いを少し考えているだけのようだった。 「そこまでじゃない。ただ、会えない時間が長くなると、どうしても瑠奈のことを考えるんだ」  その瞬間、私は自分がどうやってあのタワーマンションを出たのかさえ覚えていない。
恋愛 完結 短編
文字数:20,838