妹に邪魔される人生は終わりにします

風見ゆうみ

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クズーズざまぁ編+番外編

第55話 最低な企み(クズーズside)

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「くそっ! アレクの奴、邪魔しやがって!」

 部屋に無理やり連れ帰られた僕は、怒りが抑えられなくて、壁に拳を叩きつけた。

(エイナのことを散らつかせれば、エリナだってなんだかんだいって、興味を持つに決まってる! 教えてあげるかわりに、エリナを僕のものにしようと思ったのに!)

「どうして、僕の邪魔ばかりするんだよ!」

 僕は近くにあった本を手に取り、ベッドに向かって投げた。

(考えてみたら、アレクだけじゃない。エイナのせいで僕はこんな惨めな思いをしなければいけないんだ! 絶対に許さない!)

 そう思った僕は裏から手を回して、エイナを捕まえさせた。
 エイナは色んな人に愛されてはいたが、その分、恨みもかっていたから、ちょうど良かった。

 僕の名前を出さずとも、お金を出せば協力してくれる人間はたくさんいた。

(馬鹿なことをするから、痛い目に遭うんだ)

 話はとんとん拍子に進み、僕の用意した家で、エイナは世話係の人間と一緒に暮らしている。

 優しい老婆が二人だから、今頃のエイナは人の温かさに触れて幸せな気持ちを味わっているんだろうな。

(僕がこんなに落ちぶれることになったのはエイナのせいなんだ。幸せになんてなれると思うなよ?)
 
 イライラしながらも、明日はエイナに会いに行こうと考え、今日はもう眠ることにした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

お話が短くなり申し訳ございません!

レンタルの開始がはじまったようですので、慌てての投稿になります。
私の予想よりも早かったので、御迷惑をおかけし申し訳ございません。


クズーズざまぁ編は改めて、ぼちぼちと書いていくようにいたします。
クズーズが本当にクズな展開になっていきますので、その分のざまぁは、しっかりしたいなと思います。


前にも書きましたが本日の21時頃に本編の続編を開始いたします。
その後の話なので、元々の話を忘れていても大丈夫な展開です。

タイトルは「大切な人を思い出せない日々は終わりにします」になります。
あらすじとしては、
アレクとの結婚を控えたエリナは、仕事で行った他国で記憶を消され、自分のことがまったくわからない状態になってしまいます。
必死にエリナを探すアレクたちですが、色々と妨害にあいます。
エリナとアレクは再会できるのか? そして、エリナの記憶を消した理由は? その人物は?
と、そんなお話になります。

ざまぁ編もスローペースにはなりますが書いていきますので、続編と共に読んでやっていただけると嬉しいです。
 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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