仮面の公爵と、幻の令嬢
歴史の深さは王家を凌ぎ、他国の王族とも幾重の婚姻を結ぶ名門中の名門・ローゼンバーグ公爵家。
上の姉たちは他国の王族へと嫁ぎ、嫡男のラインハルトは王太子の最側近を務めるという、非の打ち所がないエリート一家である。
──だが、そんな完璧な家族の中で、三女のアリアリアだけは異質だった。
縛られることを嫌い、自由奔放に育った彼女は、若くして諸国への留学に飛び回る日々。その結果、祖国であるルミナス王国では、ローゼンバーグ公爵家に「三女」が存在することすら、もはや誰も知らない『幻の令嬢』となっていて……?
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