瓊音のつまごひ
とある神に守護された洲、玉垣にて。
十七歳の実緒は、山奥に溜まった障気を身をもって鎮める贄としてまさに捧げられていた。粛々と役目を果たそうとしていたところ、突然に現れた若者により、障気から助けられ求婚される。
贄になり損ねたと思う実緒は若者の申し出を断るが、彼の態度はかたくなであり、三か月だけでよいと言う。三か月が経ったときには障気の溜まり場へ連れて行くとも約され、実緒は若者の妻となる。
重いつとめを負う若者と、いのちに負い目のある少女。かりそめの夫婦となったふたりは、ささやかなふれあいの中、互いへの想いを深めていくが……。傷とふれあいと共鳴りの、古代和風幻想譚。
*瓊音のつまごひ(ぬなとのつまごい)
*カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
*全40話です。
*この話は空想の産物です。実在の人物、団体などとは一切関係がありません。
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