蓮の呼び声

 霊感のある添花(てんか)は、助けを求める霊の声を聞き未練を晴らし、成仏を助けている。旅はあてどなく続き、霊を忌み嫌う故郷を離れて暮らしていた。
 女ひとり旅でも危ないと思ったことはない。幼少から通った道場で鍛えた腕には自信がある。突如として現れた「悪霊みたいなやつ」、霖(りん)に付き纏われてもそれは変わらない。
 幼馴染との再会や数々の霊との関わりを経て、添花の旅はやがて故郷に向かう。自分に霊魂が見える意味を求める道は、どんな区切りを迎えるのだろう。
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