握り潰した揚羽蝶
外を自由に飛んでいた綺麗なアゲハ蝶を、この手で掴んで殺してしまった。私は、恨まれているだろうか。それでも、許してもらえるだろうか。
山中の屋敷の一室に半年ほど前から閉じ込められている私には、鉄格子の嵌った窓から外を覗くくらいしか娯楽がない。人が通りかかることはなく、来るのは野鳥や虫ばかり。今日は鮮やかな色のアゲハ蝶が近くを飛んでいたので、捕まえて部屋へ放そうと鉄格子の隙間から手を伸ばした。
山中の屋敷の一室に半年ほど前から閉じ込められている私には、鉄格子の嵌った窓から外を覗くくらいしか娯楽がない。人が通りかかることはなく、来るのは野鳥や虫ばかり。今日は鮮やかな色のアゲハ蝶が近くを飛んでいたので、捕まえて部屋へ放そうと鉄格子の隙間から手を伸ばした。
あなたにおすすめの小説
【完結】誕生日に花束を抱えた貴方が私にプレゼントしてくれたのは婚約解消届でした。
山葵誕生日パーティーの会場に現れた婚約者のレオナルド様は、大きな花束を抱えていた。
会場に居る人達は、レオナルド様が皆の前で婚約者であるカトリーヌにプレゼントするのだと思っていた。
〔完結〕妃が微笑んだまま去った日、夫はまだ気づいていなかった
柴田はつみ「セラフィーヌ、君は少し、細かすぎる」
三秒、黙る
それから妃は微笑んで、こう言った。
「そうですね。私の目が曇っていたようです」
翌朝から、読書室に妃の姿はなかった。
夫への礼は完璧。公務も完璧。微笑みも完璧。
ただ妻の顔だけが、どこにもなかった。
〖完結〗もうあなたを愛する事はありません。
藍川みいな
愛していた旦那様が、妹と口付けをしていました…。
「……旦那様、何をしているのですか?」
その光景を見ている事が出来ず、部屋の中へと入り問いかけていた。
そして妹は、
「あら、お姉様は何か勘違いをなさってますよ? 私とは口づけしかしていません。お義兄様は他の方とはもっと凄いことをなさっています。」と…
旦那様には愛人がいて、その愛人には子供が出来たようです。しかも、旦那様は愛人の子を私達2人の子として育てようとおっしゃいました。
信じていた旦那様に裏切られ、もう旦那様を信じる事が出来なくなった私は、離縁を決意し、実家に帰ります。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全8話で完結になります。