僕達のマザーランド〜全てを失ってきた僕達が、本当に帰るべき場所を見つける物語〜
水を司る命の賢者、オリヴェール族。
風を司る空の賢者、マティアス族。
火を司る力の賢者、ヴァルテッリ族。
土を司る知の賢者、ラウリ族。
『ハイマート共和国』では、四つの種族が共生し、世界に蔓延る怪物『モルス』の脅威から人々を守っていた。
しかし人々は限られた土地や資源、迫りくる『モルス』の恐怖から王政への不満を募らせていた。
ある時、遂に革命軍が結成。王政は転覆し、革命軍が『国軍』としてハイマート共和国を治め始めた。
そして、戦後五十年。
まだ傷の癒えぬ者が残る傍ら、国軍に不満を持つ者が『過激派』として政治を引っ繰り返そうと画策する時代。
『モルス』討伐、そして共和国のエネルギー源である『キュア』の採集や捕獲を任務として行いながら、気ままに暮らしている一つの『家族』がいた。
船長は革命を経験した見目十三歳の少女。
過激派のテロ行為で家族を失い、船長の養子となった凄腕の狙撃手。
かつて、そのテロ行為に不本意ながら参加した経験のある元傭兵の機関整備士。
記憶を失った状態で保護され、不思議な力を駆使して討伐に赴く船内最強の戦闘員。
そして。
彼等の『家』、チャーチグリム号は、今まさに新たな『家族』を迎え入れようとしていた。
休日は船長が経営する孤児院の手伝い。
討伐任務が無い日は軍所有の工場へ手伝い。
ささやかな幸せの日々を暮らす彼等が、ある出来事を切っ掛けに世界をひっくり返す程の大事件へと巻き込まれていく。
テンプレートを少しだけ逸脱した世界観でお届けする、一風変わったスチームパンク・アドベンチャー。
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