風に還る時には傍に―白き狼の戦士は盲目の主君に身を捧げる―

全てを奪われた盲目の王族と全てを捧げる白き狼の戦士の旅。


穆山と呼ばれる山の近辺を根城としている野党の一員の白狼(ダーラン)は、王族の用心棒として王宮へ召し抱えられた。そこで出会ったのは盲目の青年・フュン。フュンは王族という身分でありながらも野党の白狼を恐れず親しみを込めてと接してくる。フュンの身の回りの介助を命じられた白狼は、不器用ながらもフュンの介助に取り組む。
しかし、ある晩フュンの住む屋敷に敵が現れ、王宮を追われるようになる。目の不自由なフュンを連れ、白狼は逃避の旅に出る。

己の生を自認し、己は何者になるために生まれてきたのかを問う中華王朝ファンタジー。

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※18を含む描写があるページにはタイトルに※を記載します。
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