あなたにおすすめの小説

夫には忘れられない人がいる 表紙

夫には忘れられない人がいる

「……済まないが、あなたを妻とも家族とも思えない」  クロエが王命で嫁いだその日、書類上の夫は今にも死にそうな目と声でそう言った。  夫の背後にはだいぶ年上の前妻の大きな肖像画。そして間にはおろおろと立つ、肖像画そっくりの半透明の“彼女”が。 「旦那様、憑かれてませんか?」 「ああ、疲れている」 *  “辺境伯”なんて立派なものではない、辺境にあるいち伯爵家。  幼くして両親を亡くしてすぐに結婚した領主・アルバートが、再び妻を失って一年以上。辣腕と名高かった彼は塞ぎこみ、殆ど一人で過ごしているという。  徐々に荒れる耕地に、滞る王家との共同事業。迫る王都の大きな祝祭でも、王へ捧げものをする義務を果たせそうにない。  事態を重く見た国王は、王妃の侍女であり高名な教会の令嬢・クロエを後妻として送り込む。  一年経っても変わらなければ、領主の地位から開放すると彼に約束をして。  妻兼監視役でありながら、葬儀を見慣れているクロエは夫の無気力さに死の気配を感じ取る。  そこに幽霊となった前妻・ローズマリーが度々訴えかけてきて……。 「分かりました、一緒に解決しましょう」  クロエは手帳片手にローズマリーの指さしでヒントを貰いながら、アルバートに生きてもらいたいと願うのだが――。  この作品は他サイトにも掲載しています。 ※2万字以内の短編です。 ※誤って完結設定のまま公開してしまいました。申し訳ありません。
恋愛 完結 短編
文字数 19,537
婚約破棄された夜、冷酷公爵が「証拠なら三年分ある」と笑いました~妹に全部奪われた私は、今夜から重すぎる愛で囲われます~ 表紙

婚約破棄された夜、冷酷公爵が「証拠なら三年分ある」と笑いました~妹に全部奪われた私は、今夜から重すぎる愛で囲われます~

建国祭の夜会で、第二王子は異母妹を選び、私に冤罪を突きつけた。 ドレスを切った? 階段から突き落とした? 宝石を盗んだ? ――全部、やっていない。けれど会場の誰も、私の弁明を聞かない。 衛兵に捕らえよと命じられた、そのとき。扉を開けて現れたのは、社交界で「北の魔狼」と恐れられる冷酷公爵。彼は私の前に膝をつき、こう言った。 「証拠なら三年分ある」 三年間、私を見続けていた重すぎる人の、重すぎる求婚と完璧な断罪返し。妹も王子も知らない。この方を敵に回すことが、この国で一番恐ろしいということを。
恋愛 完結 短編
文字数 11,821
戦場から五年ぶりに帰還した騎士団長様は愛人を連れ帰り「君に興味はない」と言いましたが、この屋敷の『真の主人』は私なので二人まとめて追放します 表紙

戦場から五年ぶりに帰還した騎士団長様は愛人を連れ帰り「君に興味はない」と言いましたが、この屋敷の『真の主人』は私なので二人まとめて追放します

『政略結婚の初夜、「君を愛するつもりはない」と冷たく言い捨て戦場へ向かった夫。 それから5年。無我夢中で破綻寸前の領地を立て直し、軍需補給拠点を立ち上げて復興させた私の元に、夫が帰還した。 だが、彼は見知らぬ若い愛人を寄り添わせ、勝ち誇った顔で告げる。 「君に興味はない。この屋敷の主は彼女だ。離れで大人しく暮らせ」 ……ええと、状況をまったくご理解されていないようですわね? あなたが戦場で呑気に食べていた食糧も薬も、この屋敷も領地の権利も、すべて私個人のものですが? さらにそこへ、補給事業で共に汗を流してきた全軍最高司令官・ヴィンセント皇子殿下が現れて――!? 冷酷な夫に捨てられた妻が、己の力で領地と愛を掴み取る、スカッと大逆転&溺愛ハッピーエンド!』 *小説家になろうにも投稿しています。
恋愛 完結 ショートショート
文字数 3,239
卒業パーティーに王子が来なかった 表紙

卒業パーティーに王子が来なかった

男爵令嬢との真実の愛を見つけ、公爵令嬢との婚約破棄を計画していた王子。 それなのに断罪予定の卒業パーティーに彼は姿を現さず、男爵令嬢はオロオロとするばかり。 断罪の場に悪役令嬢が来ない話は増えてきたので、婚約破棄をする王子が来なかった場合を考えてみました。
恋愛 完結 ショートショート
文字数 782
「私の方が可愛い」と婚約者を誘惑した令嬢が、翌日から大人しくなった理由 表紙

「私の方が可愛い」と婚約者を誘惑した令嬢が、翌日から大人しくなった理由

公爵令嬢カトリーヌを一方的にライバル視する男爵令嬢ユリア。 「私の方が可愛いもの」 婚約者である王太子アレクサンドルにまでそう言って近づいたユリアだったが、翌日からなぜか人が変わったように大人しくなってしまう。 一体、彼女に何があったのか――?
恋愛 完結 短編
文字数 3,432
冷笑する婚約者とは終わりにします 表紙

冷笑する婚約者とは終わりにします

役に立たない(笑)と嗤われ続けた令嬢は、ついに決意する。 「婚約破棄、ぜひよろしくお願いします!」 ⭐︎他サイトにも掲載
恋愛 完結 短編
文字数 13,044
夫が我が家へ連れてきた女性は、なぜか私の席に座っていました 表紙

夫が我が家へ連れてきた女性は、なぜか私の席に座っていました

大商会の娘レティシアは、経営難に陥っていた子爵家のアルベルトと政略結婚した。 愛から始まった結婚ではない。 それでも数年間を夫婦として過ごし、領地のために実家の商会との橋渡しも続けてきたレティシアは、二人の間には穏やかな信頼くらいはあると思っていた。 そんなある日、アルベルトが一人の若い女性を屋敷へ連れてくる。 「昔馴染みのクラリッサだ。しばらくうちで面倒を見ることにした」 事前の相談は、何もなかった。 そしてその日の夕食。 レティシアが食堂へ入ると、クラリッサはなぜか、この家の女主人である自分の席に座っていた。 慌てて立ち上がろうとするクラリッサ。 それを止めたのは、夫だった。 「僕が座らせたんだ。君ならこれくらい気にしないだろう?」 問題は、一脚の椅子ではなかった。 夫が当然のように決めていたこと。 妻なら受け入れると思われていたこと。 そして、今まで見ないふりをしていたもの。 ひとつの席から始まった違和感は、やがてレティシアに、自分の結婚そのものを見つめ直させていく。
恋愛 完結 短編
文字数 26,338
階段から突き落とされたとよく言われますが、先手を打ちます!(バッドエンド) 表紙

階段から突き落とされたとよく言われますが、先手を打ちます!(バッドエンド)

シオン・バークレー公爵令嬢は、とある男爵令嬢に悪役令嬢と言われて、階段から突き落とされたと冤罪を掛けられる。 だから、こちらもやり返してみました。
恋愛 完結 短編
文字数 6,639