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日本にしか存在しないダンジョン。しかも、入れるのは日本人だけ。 そこから手に入るのは、電力を生み出す魔石、傷を癒やす回復薬、豊富な食料、そして希少な鉱物資源。 世界中の国々が、その価値に気づいた。 アメリカも中国も、各国政府が調査と利権を求めて動き出す。 しかし、外国人はダンジョンに入れない。 そして日本政府でさえ、ダンジョンを管理することはできなかった。 なぜなら、その創造主は国家でも企業でもなく、たった一人の日本人なのだから。 主人公・佐伯直人は、偶然手に入れた迷宮核によって、不老不死のダンジョンマスターとなった男。 彼が望むのは世界征服でも、英雄になることでもない。 美少女管理人のミオと気ままに暮らしながら、魔物を作り、階層を増やし、探索者たちの冒険を眺めること。 ところが、面白半分で魔石や食料、希少資源を増やしていくうちに、日本の経済事情が激変してしまう。 エネルギー問題が解決し、食料自給率が上昇し、世界中が日本との取引を求めるようになっていく。 その一方、ダンジョン内部では、侍、聖騎士、魔剣士、聖女、付与術師、大魔導師という六人の特別職が集結。 彼らは誰も到達したことのない最深層を目指し、命懸けの冒険を繰り広げていた。 もちろん、そのダンジョンを作っているのが、時折一緒に冒険する謎の探索者だとは夢にも思わない。 これは、不老不死の迷宮主が趣味で作ったダンジョンによって、日本が世界有数の経済大国へと成長していく物語。 そして、その迷宮へ挑み続ける英雄たちの、世代を超えた冒険譚である。 「さて、今日はどんな階層を作ろうかな」 世界が騒然とするなか、迷宮主は今日も平常運転だった。
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