異世界転移が決まってる僕、あと十年で生き抜く力を全部そろえる

【第3回きずな児童書大賞 読者賞受賞作品】

「君は25歳の誕生日に異世界へ飛ばされる――準備、しておけよ」

そんなリアルすぎる夢を見たのは、中学3年・15歳の誕生日。

しかも、転移先は「魔法もあるけど生活水準は中世並み」、しかも「チート能力一切なし」!?

死ぬ気で学べ。鍛えろ。生き抜け。

目指すのは、剣道×農業×経営×工学を修めた“自己完結型万能人間”!

剣道部に転部、進学先は国立農業高校。大学では、園芸、畜産・農業経営・バイオエネルギーまで学び、最終的には油が採れるジャガイモを発見して学内ベンチャーの社長に――

そう、全部は「異世界で生きるため」!

そしてついに25歳の誕生日。目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。

武器は竹刀、知識はリアル、金は……時計を売った。

ここから始まるのは、“計画された異世界成り上がり”!

「魔法がなくても、俺には農業と剣がある――」

未来を知る少年が、10年かけて“最強の一般人”になり、異世界を生き抜く!

※「準備型転移」×「ノンチートリアル系」×「農業×剣術×起業」異色の成長譚!

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