断罪夜会、家庭裁判所になる。王子、和解しないと破滅しますよ?
煌びやかな祝賀夜会。第二王子による「婚約破棄」と「国外追放」の宣言。
それは本来、公爵令嬢カトリーヌが惨めに泣き崩れる「断罪」の儀式になるはずだった。
しかし、この日は運悪く(あるいは計画通り)、
カトリーヌの実家が私財を投じて整備した**「新憲法・改正刑法・民法」が正式に発効した翌日**だった。
法務事務官リチャードは、冷徹にバインダーを叩き、王子の無知を突きつける。
「追放」は基本的人権の侵害であり刑法に存在しない。
「婚約破棄」は債務不履行。支援金の即時一括返還を請求する。
「和解(妥協)しないと、明日には一文無しの平民ですよ?」
辣腕の令嬢と、眼鏡の奥に狂気を宿した事務官が、腐った旧秩序をリーガル・ハックで解体する!
「和解しないと破滅」というタイトルの意味判った気がする。
究極の二択じゃねぇか。
初志貫徹して「証拠」を元に婚約破棄を貫いて「外患誘致の国事犯」として刑場の露と消えるか、撤回して和解した上で和解金を支払って軽い処罰を甘受するか。
一時の恥辱に塗れても後者だよな。まともな考えの奴なら。
でも、この物語の「主演俳優」気取りの第二王子は読者を含めた周囲の期待を裏切らずに前者という茨の道を突き進むか?
是非、「私の愛」に殉じる生き様を貫いて前者を選び、「滅びの美学」を見せてくれ!
絶対に日和ったり、チキンにならないでくれ!
第二王子には期待しているよ・・・。
そうなると「証拠を偽造」した鞘当て野郎とカップルで国事犯になるわけだが。
殷の妲己以来、国事犯は確実に打ち首だ。中華民国で大暴れした川島芳子も銃殺刑になったしな。
最終的にはピエロとして転落しそうだな。第二王子。
>鞘が当たっただけ
なるほどなぁ。
でも、当て逃げしているという事は故意だろ? 被害者の主人公は国の中枢の要人だ。
そもそも、国内のイベントならまだしも、相手国へ派遣する外交使節の中に左利きの剣客を入れる事自体、いらぬリスクを呼び込むから選抜から外すものだがな。
仮にそういう気遣いの出来る国家が今回の為体という事は右利きの奴が左利きに見せかけた故意犯という事だ。謝罪すらしていないという事は武力衝突を念頭に入れているとしか思えん。
逆に気遣いに頓着しない国という場合は未開の蛮族国家という事だ。
国の制度にもよるが、普通、外交使節を招待する宴席では招待客は出入口で武器を預けるものだ。会場で武器を持つ者は接受国の近衛か宮廷警察、派遣国の護衛だけというのが本来の姿だと思う。
それらの者は会場内を歩き回らず、壁際に等間隔に立ち控えている。
接受国の国王、王族、貴族、派遣国の外交使節も基本は非武装だ。
平安時代の宮中でさえ雑色というクローク係みたいな存在がいた。
さて、法治で斬り捨てていくという話、続きが待たれるところだな。
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