一人二役男装令嬢は、一目惚れしたと迫ってくる鈍感暴君様と婚約破棄したい
「無理やり抱かれるのは、趣味じゃないので。出直してきてくれると、嬉しいです。皇太子殿下。あと、婚約破棄してください」
「クソ……ッ、足癖の悪い女め」
ペチカ・アジェリット公爵令嬢には、秘密がある……
それは、亡き弟ベテル・アジェリットとして近衛騎士団の騎士として一人二役を演じていること。
歪な愛を抱えた母親の元、幼いころより男装を強いられてきたペチカ。
超新星と期待されるベテル、病弱で社交界に顔を見せないペチカを演じる彼女は、本当は可愛く、煌びやかなご令嬢の生活にあこがれを抱いていた。
そんなペチカは、兄のよしみで女性嫌いの暴君ゼイン・ブルートシュタインに呼び出される。
そこで、ゼインが放った言葉に衝撃を受けて――?
「見合いをすることになった。そして、ゆくゆくは婚約者になるであろう令嬢と……貴様の姉、ペチカ・アジェリット公爵令嬢とな」
さすがに、毎日のように関わっているゼイン相手に、一人二役を演じてバレないなんてこと絶対に無理!
バレる前に、婚約を破棄しなければ!
バレてはいけない、一人二役令嬢と、鈍感暴君のすれ違い。
しかし、暴君で俺様なゼインのことを、近くで守りながらも苦手意識を持っていたペチカだったが、だんだんと彼に惹かれていって……?
※◇印の所はR18描写が入っています
※更新は、毎日0:00
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