私がずっと幸せだと思っていたことは、幸せではなかったようです
私ジゼルは、世界で一番の幸せ者です。なぜなら、この世で最も素敵な御方――バフェテンス公爵家の嫡男である、コルベット様の婚約者にさせていただいているのですから。
「どうだ、この景色は! こんな絶景、俺が連れて来てやらなければ絶対に目にはできなかったんだぞ。感謝しろよ」
「はぁ、なんなんだこの誕生日プレゼントは。手編みのマフラーなんて要らないんだよ。今度からはもっとマシなものにしろ、いいな?」
しかもコルベット様はいつもお優しくって、至らぬ点があればすぐに叱ってくださるんですよ。なので私は毎日、大きな幸福を感じていたのですが――
「残念ながら、その考えは大間違い。君は、自分は世界一の幸せ者だと思い込まされているんだよ」
ある日唐突に、私の認識は一変することになるのでした。
「どうだ、この景色は! こんな絶景、俺が連れて来てやらなければ絶対に目にはできなかったんだぞ。感謝しろよ」
「はぁ、なんなんだこの誕生日プレゼントは。手編みのマフラーなんて要らないんだよ。今度からはもっとマシなものにしろ、いいな?」
しかもコルベット様はいつもお優しくって、至らぬ点があればすぐに叱ってくださるんですよ。なので私は毎日、大きな幸福を感じていたのですが――
「残念ながら、その考えは大間違い。君は、自分は世界一の幸せ者だと思い込まされているんだよ」
ある日唐突に、私の認識は一変することになるのでした。
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