ドラゴン・タトゥーの少年 桜の朽木に虫の這うこと(三)

【桜の朽木に虫の這うこと シリーズ第三作】

季節は移り変わり春となった。

万城目日和(まきめ ひより)を仲間に加えたウツロは、秘密結社・龍影会(りゅうえいかい)の接近に悶々としながらも、充実した日常を送っている。

そんな中、隠れ里参りに訪れた彼の前に、黒帝大学(こくていだいがく)の学生を名乗る少年剣士・姫神壱騎(ひめがみ いっき)が姿を現す。

父の仇である剣術家・森花炉之介(もり かろのすけ)の行方を探しており、かつて徒党を組んでいた似嵐鏡月(にがらし きょうげつ)の息子であるウツロに近づいたのだ。

姫神壱騎からの申し出もあり、ウツロは森の居所を一緒に調べることになる。

その背後でくだんの組織や、最古のアルトラ使いである魔女・ディオティマも動き出す。

<作者から>

※本編の前に第一作と第二作「アオハル・イン・チェインズ」のあらすじを掲載しています。

※ほかのサイトにも投稿しています。

※本作はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
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