ジャスティファイ・パラゴン

その素肌と、灰の髪は。
世界でもっとも“灰色”に近かった。

世界で最も女性が美しいとされる国──そこに、一人の少女がやってきた。

あまりにも美しい少女。
そして、私は彼女を──裏切った。

「お前なぞ、見た目だけの母から作り出した、まがい物に過ぎないのよ!」

映画。政治。貴族。
欲望と支配の網が渦巻く世界。
その“悪意の原液”に、彼女は触れてしまった。

だから、魔女は契約を差し出した。

「私の入れ替わりで、丸ごとぶっ壊すか」

「……ええ。私も、それがいいと思うわ」

ふたりの少女は、巨悪の因縁を断ち切る。
束縛をほどき、望みを叶えるために──世界と契約した。
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