竜のおどろきしほど、この天下は滅ぶ なれば竜に与する者とななりそ

――竜の目覚めた時、この天下は滅ぶ。だから竜に与する者となってはならない――。
その教えは代々伝え継げられていた。

両親を喪った少年は先祖代々の教えを破り、竜の封印を解いた。
その心底には両親をみすみすと死なせた神への強い憤りがあった。
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